地域活性化と課題解決を目指す『鹿検知コンペティション』
長野県伊那市で、地域の活性化と深刻な課題である野生動物による農林業被害の解決を目指して、ドローンを利用した「鹿検知コンペティション」が開催されます。参加チームの募集が始まり、その内容が注目を集めています。このイベントは、10月18日から21日までの期間に行われ、多彩なプログラムで構成されています。
イベント内容
「ドローン・フェス in INA Valley」では、ドローン空撮体験会や最新技術デモンストレーションに加え、子ども向けのドローン体験ゲーム大会も企画されています。そして、メインイベントとも言える「鹿検知コンペティション」では、参加者が自らの技術を駆使し、指定されたエリア内の鹿ダミーを検知する競技が行われます。
鹿による被害とその解決策
伊那市では、ニホンジカによる農作物や森林への被害が深刻化しています。これは伊那市だけでなく、全国的に見られる問題であり、地域の農業と経済に直結する重要な課題です。この状況を打破するため、ドローン技術を活用し効率的な駆除を実現することが期待されています。
コンペティションの概要
実施期間と場所
コンペティションは、2017年10月19日から20日までの2日間行われます。場所は長野県伊那市に位置する鹿嶺高原で、表彰式は21日に高遠さくらホテルで行われます。
参加要件
参加費は無料で、交通費や宿泊費も補助されるため、参加チームにとって負担が少ないことが特徴です。最大15チームまでの参加が可能ですが、先着順での受付となるため、早めの申し込みが求められます。
競技ルール
競技は、約700m×200mのエリアに設置された鹿ダミーの検知精度や速さを競います。ドローンの運用方法は自律飛行に限定され、使用する機器や検知方法は自由です。
賞金
鹿検知コンペティションでは、優勝チームには市長賞の100万円が、2位には50万円、3位には30万円が授与されます。また、特別賞として新産業技術推進協議会長賞には20万円、全参加チームには参加賞として12万円が支給されます。
結論
この「鹿検知コンペティション」は、日本初の試みとして注目されるだけでなく、ドローン技術の進化と課題解決の道筋を示す重要なイベントです。伊那市は、優秀な成果を上げた団体に対して研究支援を行い、ドローンを利用した効率的なニホンジカ駆除へとつなげていく意向です。
興味のある方や参加希望の方は、特設サイトでの詳細確認をお忘れないようにしてください。公式サイトは
こちらです。