第3回Z-1グランプリが動き出す!
2025年3月24日、全国の若き料理人たちが集まる「第3回Z-1グランプリ」の三次審査が徳島で行われます。このコンテストは、全国の小中高校生からオリジナル雑煮のレシピを募集し、その中から選ばれた優秀作品が実食審査されるという形式で行われます。食文化継承を目的に始まったこのイベントは、参加者が自らの地域の魅力を込めた作品を発表し合う貴重な機会です。
グランプリへの道のり
このコンテストには、全国から寄せられた1,492点の雑煮レシピの中から、一次・二次審査を経て選出された5作品が三次審査に進出します。この審査では、専門学校徳島穴吹カレッジの教員が、実際に応募作品を再現し、審査を行います。そして、三次審査で選ばれた2作品が、グランプリ決戦に進むこととなります。
実際の審査は、2025年3月24日の13:30から15:00まで行われ、その場での味わいをもとに厳正に評価されます。取材を希望するメディア関係者は、2025年3月21日までにお申し込みが必要です。
トップ候補はこれだ!
今回の三次審査に進む5作品は以下の通りです:
- - 五平餅雑煮:岐阜県の高校生が考案した、特製の五平餅を使った雑煮。調理専門学校も推薦。
- - 出汁じゅわ~!いなり餅雑煮:三重県の高校生による、いなり餅とあおさ入りとろろを用いた一品。
- - 会話のはずむ「陸の雑煮」:徳島県の高校生たちの地元を意識した独特な雑煮。
- - 柚香るふっくら餅雑煮:兵庫県の高校生による、柚子の香りが香るふっくらとした雑煮。
- - 海苔香るお雑煮のひととき:福岡県の高校生が提案する、海苔を使ったユニークな雑煮。
食文化継承の重要性
「雑煮」は各地域特有の食材や調理法が用いられる日本の伝統的な郷土食ですが、現代の生活様式の変化により新年を家族で祝い共に食す機会が減少しています。そのため、公益社団法人全国調理師養成施設協会は食文化の継承を目的としてこのコンテストを開催し、若い世代に雑煮を通じた地域の魅力を紹介し、経験を提供しています。
過去の成功に基づく今後の展望
これまでのZ-1グランプリは、合計3回の大会が催され、毎回1,000以上の応募を受けています。過去のグランプリ受賞作品はその後商品化され、地域の特産品の販売促進に寄与した事例も多くあります。また、実際のレストランで提供されたりすることで、食を通じた地域活性化に繋がっています。
まとめ
第3回Z-1グランプリの三次審査は、3月24日に徳島で行われます。開催期間は2024年12月から2025年6月までで、グランプリ決戦は6月7日に実施される予定です。若い世代の料理人たちが創り出す斬新な雑煮が、伝統の枠を超えて新しい食文化を形成するチャンスです。ぜひ、見守りながら応援しましょう!