東京大学大学院医学系研究科とジャパンEAPが共同で設立
東京大学大学院医学系研究科と株式会社ジャパンEAPシステムズは、2022年6月1日から2025年5月31日までの3年間にわたり、社会連携講座「デジタルメンタルヘルス講座」を立ち上げました。この講座は、精神的健康をデジタル技術で測定し、維持・向上を支援することを目的としています。
講座の目的
特に新型コロナウイルス感染症の影響で、心の健康が公衆衛生上の重要な課題として浮上しています。ポストコロナに向けて、労働者や地域住民の心の健康を支えるために、「デジタルメンタルヘルス」の技術を開発、応用する研究が求められています。講座では、職場のメンタルヘルス対策を中心に研究が行われる予定です。
研究内容
本講座の研究活動は以下の3項目を中心に行われます。
1.
デジタルメンタルヘルスの手法研究
AIやシミュレーションを駆使し、精神健康を測定するための新しい方法を開発します。個人の特性に応じたテイラード・ストレスマネジメント介入プログラムもその一環です。
2.
科学的評価
精神的健康の測定手法の精度向上と介入プログラムの効果を検証します。世界標準の基準に基づく評価手順が整備され、その結果を実際の方法に適応させます。
3.
普及戦略の検討
デジタルメンタルヘルスの普及を図るために、有効な実施戦略と品質保証の枠組みを調査研究します。
これらの研究は、デジタル社会「Society 5.0」における心の健康に対する理解を深める助けとなるでしょう。
期待される成果
この講座の設置により、以下のような成果が期待されています。
- - AIやシミュレーションを活用した革新的なデジタルメンタルヘルス手法の開発。
- - 精神的健康と関連する介入プログラムの効果に関する科学的エビデンスの蓄積。
- - デジタルメンタルヘルスの実装に向けた効果的な戦略の提案。
記念イベントについて
この講座の設立を祝って、オンラインイベントが2022年7月5日に開催されます。
- - 日時:2022年7月5日(火)13:00-14:45
- - 場所:オンライン(ZOOM)
- - 参加費:無料
参加方法などの詳細は、デジタルメンタルヘルス講座のウェブサイトをご確認ください。
お問い合わせ先
本講座に関する問い合わせは以下までお願いします。
株式会社ジャパンEAPシステムズについて
ジャパンEAPシステムズは、1993年に設立されて以来、メンタルヘルス問題に取り組んできた企業です。職場復帰支援やストレスチェック、各種研修プログラムの提供を通じ、働く人々が健康で活躍できる環境を整えるサポートをしています。
詳しい内容やお問合せは、経営管理本部までご連絡ください。
デジタルメンタルヘルス講座は、心の健康を維持する新しいアプローチとして、ますます注目されています。