中学入試算数 良問大賞2025発表
ワンダーファイ株式会社(東京都千代田区)が「中学入試算数 良問大賞2025」を発表しました。この賞は、受験生の思考力を育てることを目的とした優れた算数の問題を選定し、その価値を広めるための取り組みです。2020年から毎年行っているこの活動では、「算数の思考そのものの楽しさを引き出し、受験生の健全な学習に寄与する問題」を「良問」として評価しています。
「良問大賞」の意義
「中学入試算数 良問大賞」は、受験生たちが算数の素晴らしさを楽しみながら学べるように、質の高い問題を選び出しています。本年度の大賞を獲得したのは開成中学校の大問2です。この問題は、縦4マス・横9マスの長方形を特定のルールに従って分割し、その分割に応じたポイントを計算するもので、解答者は可能な限り高いポイントを得るための区切り方を工夫することが求められます。
開成中学校の大問2が選ばれた理由
この問題の評価ポイントは以下の通りです:
- - 斬新な設定:独特な分割ルールが思考を刺激します。
- - 試行錯誤の評価:解答者の筋道を追ったアプローチが段階的に評価されること。
- - 事前知識の不備が影響しない:特に必要な知識がないため、解答者は自由に試行錯誤できる点。
このように、開成中学校の大問2は算数の本質を体感できる設計になっており、受験生にとっての新しい挑戦となるでしょう。
その他の入賞問題
また、その他の問題も評価されています。以下は各分野での入賞者の一覧です:
- - ベスト設定賞:市川中学校(大問3)
- - ベスト速さ賞:栄光学園中学校(大問3)
- - ベスト場合の数賞:海陽中等教育学校(大問3)
- - ベスト推理賞:四天王寺中学校(大問7)
- - ベスト直感的新形式賞:東海中学校(大問8)
- - ベストトレンディ賞:灘中学校(1日目・大問6)
- - ベスト空間図形賞:西大和学園中学校(大問3(2))
- - ベスト体積賞:フェリス女学院中学校(大問3)
- - ベスト誘導賞:普連土学園中学校(1日午前4科・大問6)
それぞれの問題については、具体的な選定理由がワンダーファイの公式サイトに掲載されています。
ワンダーファイ代表 川島 慶氏のコメント
ワンダーファイの代表、川島 慶氏は2025年の中学入試算数の特徴についてコメント。この年も引き続き高度な問題が出題され、特に難関校においては「未知の課題に対応する思考力」を重視した内容が増加しています。これに対し受験生は日々パターン学習を続けているものの、川島氏は「算数の楽しさを味わえる」問題選定が重要であると強調しています。
受験生が様々な問題に挑戦できる環境を提供することで、健全な学びが促されることを願っているとのことです。
中学受験生を応援する新キャンペーン
さらに、ワンダーファイでは中学入試の頻出問題を楽しく学べるアプリ「究極シリーズ」のプレゼントキャンペーンを実施しています。興味のある方は公式SNSをフォローして、参加してください。
会社概要
ワンダーファイ株式会社は子どもたちの知的好奇心を育てる教材やアプリを開発しており、STEAM教育においても多くの実績を持っています。今後も教育の楽しさを広げる活動を続けていく予定です。