凪良ゆうの最新作『滅びの前のシャングリラ』が登場
2020年、本屋大賞を受賞した作家・凪良ゆうの新刊『滅びの前のシャングリラ』が、ついに発売されました。本作は、未来の地球が小惑星の衝突によって滅びゆく中、人々が生きる意味を問い直す物語です。特に注目すべきは、初回限定の特典として封入される書き下ろし短編『イスパハン』で、著者の感謝の気持ちが込められています。
あらすじ
物語は、主人公たちが不安定な未来を抱えながら日常生活を送っているところから始まります。学校でいじめに遭う友樹、人を殺めた過去を背負うヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。それぞれが抱える悩みや葛藤が交錯する中、彼らは運命の最期を迎えることになります。そして、彼らの心の内に秘められた「生きる意味」を見出すことができるのかが、物語の重要なテーマとなっています。
初回限定特典「イスパハン」
本作の発売を記念して、初版には書き下ろし短編『イスパハン』が特典として封入されています。この短編は、メインストーリーとは異なる視点で描かれており、本編では触れられなかったある人物の人生が描かれます。この特典は、凪良ゆうが読者や書店に感謝の意を示す目的で作成されたものです。特に、シュリンク包装を施した初回配本は非常に珍しく、ファン待望のアイテムとなるでしょう。
重版の背景
発売前から多くの書店や読者から熱い期待が寄せられ、予約数は予想を大幅に上回る結果となりました。「本屋大賞受賞作を超える傑作」との声も上がる中、発売前に大型重版が決定。累計で10万部を超えるという異例の人気を誇ります。これにより、更に多くの読者の手に届くことが期待されています。
凪良ゆうのプロフィール
滋賀県出身の凪良ゆうは、2006年に「恋するエゴイスト」でデビューし、以来数多くのBL作品を発表してきました。2017年に「神さまのビオトープ」を刊行し、その後の2020年には『流浪の月』で本屋大賞を受賞。今回の『滅びの前のシャングリラ』は、受賞後の第一作として非常に注目されています。
書誌情報
- - 書名: 滅びの前のシャングリラ
- - 著者: 凪良ゆう
- - 定価: 本体1550円+税
- - 出版: 中央公論新社
- - ISBN: 978-4-12-005340-5
- - 装画: 榎本マリコ
- - 装幀: bookwall
さあ、この春新しい感動を体験する準備をして、凪良ゆうの『滅びの前のシャングリラ』を手に取ってみてはいかがでしょうか?