ダイナック、循環型食品リサイクルループを構築
株式会社ダイナックは8月1日より、関西エリアのケータリング事業において、食品リサイクルループの構築を開始します。この取り組みは辰巳環境開発株式会社、及び株式会社グリーンファームと連携して行われ、持続可能な社会の実現に向けた新たな一歩となります。
食品リサイクルの重要性
外食産業は、生産から消費、廃棄まで広範囲にわたるプロセスを経て成り立っています。その過程で生じる食品残渣は、大きな環境負荷をもたらします。ダイナックは、この問題に対処するため、ケータリング事業で発生する食材の廃棄物を適切に分別し、リサイクル可能なものを選別。その後、辰巳環境開発が運搬および堆肥化を行います。
堆肥は契約農家であるグリーンファームで利用され、新鮮で美味しい野菜が栽培されます。このようにして、廃棄物が再生資源へと変わり、最終的にダイナックのケータリングサービスとして提供されるのです。この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の「つくる責任・つかう責任」を体現するものでもあります。
提携企業の紹介
辰巳環境開発株式会社
半世紀以上の歴史を持つ辰巳環境開発は、廃棄物処理とリサイクルの分野で確かなノウハウを蓄積しています。循環型社会の構築を目指し、新たなリサイクル処理施設を開設するなど、時代に即した取り組みが評価されています。
株式会社グリーンファーム
グリーンファームは、「未来型高床式農床システム」を用いた砂栽培農業を推進しています。この農法は、環境への負担を軽減しながら高品質な野菜を効率的に育成することを可能にします。ダイナックとの提携は、持続可能な農業の実現に向けた新たな足掛かりとなるでしょう。
ケータリングメニューについて
8月1日から始まるパーティーケータリングメニューは、循環型農産物を使った美味しい料理で構成されており、提供価格は4,400円/名です。メニューには、以下の食材が使用されます。
- - 10種の野菜と魚介のマリネ
- - 玉子と野菜のサンドウィッチ
- - 豚肩ロースのグリル
これらの料理は、参加者に新鮮な食材の魅力を体験していただくためにデザインされています。また、トマトやパプリカ、ブロッコリー等、契約農家から直接仕入れられた旬の野菜が彩りを添えます。
今後の展望
ダイナックは、この循環型食品リサイクルループを定着させるだけでなく、西日本だけでなく東日本エリアへの展開も検討しています。将来的には、レストラン事業への適用も視野に入れています。このように、地道で確実な取り組みを通じて、持続可能な社会に貢献することがダイナックの目標です。
結論
ダイナックのこの新たな取り組みは、食の楽しみを広げると同時に、環境への配慮も忘れない企業姿勢を象徴しています。食を通じた豊かなコミュニケーションの実現に向け、ダイナックはこれからも努力を惜しまないでしょう。次世代のために持続可能な社会を築くため、ぜひ一度、ダイナックのケータリングサービスを体験してみてください。