ピカソと日本の美、盆栽が織りなすアートの世界
2024年12月8日、東京のヨックモックミュージアムにて、ピカソと日本の伝統文化である盆栽が融合した特別なワークショップが開催されることが決定しました。このイベントは、「ピカソdeアート」シリーズにおける新たな試みであり、参加者がピカソの作品と日本の美意識を体験できる貴重な機会です。
今回のイベントでは、ピカソの彫刻やセラミック作品に共通するテーマ、「見立て」が注目されます。ピカソはその生涯を通じて、形の転用に挑戦し、さまざまな見立てを通じて視覚の世界を切り拓いてきました。これに対し、日本文化における「見立て」は、物の本質や美しさを新しい形で再解釈する手法として、長い歴史を持っています。そのため、ピカソと盆栽のコラボは、両者のアートが相互に影響を与え合う様子を具現化するものと言えるでしょう。
イベントの詳細
「ピカソ×盆栽deアート」と題されたこのクラスは、子ども向けと大人向けの2つのセッションに分かれています。子どもクラス(10:30~12:30)は、小学3年生までのお子様が保護者同伴で参加可能です。大人クラス(14:30~16:30)は中学生以上が対象です。
参加費は各クラス8,800円(税込)で、定員は各10名です。このワークショップは鋭利な刃物を使うため、未就学児の参加には事前の相談が必要ですのでご注意ください。参加者は、まず小幡佳奈子学芸員が先導する展覧会見学から始まり、ピカソの「見立て」を体感した後、自らの手で盆栽を作り上げるという流れとなっています。
盆栽の制作を指導してくれるのは、大宮盆栽村の若手盆栽師、廣田敢太氏。彼は盆栽文化を未来に繋げるため、様々な取り組みを行っています。このプログラムは、参加者がピカソの「見立て」を理解し、自分自身の創造力を活かして「見立て」を作品に表現する機会を与えてくれます。
お持ち物とアクセス
参加者はエプロンまたは汚れても良い服装を持参することが求められています。会場はヨックモックミュージアム(東京都港区南青山6丁目15-1)で、東京メトロ「表参道」駅から徒歩9分、渋谷駅からもバスを利用してアクセス可能です。
このユニークなコラボレーションイベントは、ピカソの作品に触れながら日本の伝統文化の美しさを再発見する絶好のチャンスです。アートに興味のある方、特にピカソの作品に興味がある方は、ぜひ積極的にご参加ください。
申込方法
申し込みは公式ウェブサイトから可能であり、定員に達し次第終了となります。詳細情報は以下のリンクからご確認ください。
この特別なワークショップで、あなたもピカソと盆栽が織り成すアートの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?