JCBとCircleがステーブルコイン活用に向けた協業を発表
株式会社ジェーシービー(JCB)は、Circle Internet Groupとその関連会社との間で、ステーブルコインを利用した協業に関する基本合意書(MOU)を締結したことを発表しました。このMOUは、JCBの広範囲な加盟店ネットワークとCircleのステーブルコイン決済プラットフォームを統合し、クロスボーダー決済の高度化を図るものです。
協業の背景
近年、ステーブルコインはその高い利便性から、キャッシュレス社会の新たな基盤として世界的に注目されています。特に、決済領域におけるステーブルコインの利用は、訪日外国人による両替負担の軽減や、資金決済の効率化、加盟店のキャッシュフロー改善など、多くの利点をもたらすことが期待されています。
Circleは、透明性と安定性を備えた次世代の決済インフラを構築しており、USDCやEURCなどの包括的なステーブルコインを提供しています。これにより、JCBは消費者と加盟店の支払い体験の改善に向けた新技術の導入を積極的に進めようとしています。
協業の具体的な内容
本MOUに基づき、JCBとCircleは以下の2つの主要な領域での協業可能性を検討しています。
1. クロスボーダー決済の高度化
JCBは、USDCを使用したクロスボーダー・トレジャリーおよび決済の改善に向けた実証実験を計画しています。このプロジェクトでは、社内の資金移動を活用し、送金コストの低減やより広範囲な決済フローへの対応可能性についても模索していきます。これにより、海外から日本へ来る観光客にとっても、スムーズで経済的な決済手段が提供されるでしょう。
2. 国内加盟店のステーブルコイン対応
国内における加盟店向けに、ステーブルコインを活用した新しい決済体験を提案します。この取り組みでは、訪日外国人が日本での買い物を楽しむための決済手段として、ステーブルコインの使用を検討しています。また、異なるブロックチェーンネットワーク間の相互運用性や、シームレスな決済体験を実現する技術も視野に入れています。
国内でのステーブルコイン決済の推進
さらに、JCBは2026年1月から株式会社デジタルガレージやりそなホールディングスとの協業を開始し、ステーブルコイン決済の社会実装に向けた研究を進めています。実店舗での決済実験を通じて、加盟店における利用実現のための課題の特定とその解決策を模索していきます。
最後に
JCBは、Circleや他のパートナー企業との協業を通じて、国内外におけるステーブルコイン決済の普及を進め、新たな決済エコシステムの構築に寄与することを目指しています。JCBの「おもてなしの心」に基づき、顧客一人ひとりの期待に応えるサービスを提供していくことを決意しています。そして、「便利だ」「頼れる」と感じてもらえるような世界にひとつだけのサービスを追求し続けます。