弁護士ドットコム、創業20周年特別企画シンポジウムを開催
弁護士ドットコム株式会社が、2025年7月4日に創業20周年を記念して「炎上・誹謗中傷シンポジウム」を実施しました。このシンポジウムでは、法律、メディア、政治、プラットフォーム関係者が集まり、誹謗中傷や炎上といった社会問題について深く掘り下げ、解決策を模索します。
シンポジウムの目的
このシンポジウムは、被害者や法律の専門家、政策立案者が一堂に会する場として、各々の視点から誹謗中傷の実態及びその解決に向けたアプローチを議論します。弁護士ドットコムは、創業以来「弁護士をもっと身近に」という理念のもと、多くの人々が法的知見にアクセスできる社会の実現を目指してきました。近年、SNSの普及と共に、誹謗中傷や炎上が日常的に発生し、時には法的問題にまで発展しています。そのため、誰もが無意識に加害者または被害者になり得る面があることから、社会全体での意識改革が求められます。
パネルディスカッションの概要
シンポジウムは2つのパネルディスカッションで構成されています。
【パネルディスカッション1】誹謗中傷被害の実態
このセッションでは、インフルエンサーのMINAMI氏が自身の経験を通じて、誹謗中傷による被害や心身の影響について率直に語ります。イコール、弁護士の清水陽平氏が法律的観点から現状を補足し、どのようにして被害者を守れるのかについて解説します。
- MINAMI(インフルエンサー)
- 清水 陽平(法律事務所アルシエン 共同代表パートナー)
- 山口 紗貴子(弁護士ドットコム株式会社 編集長)
デモ動画は
こちらで視聴できます。
【パネルディスカッション2】誹謗中傷や炎上のない社会をつくるためには
次のセッションでは、誹謗中傷の被害者や法律家、政治家らが集まり、制度や法律、メディアの役割について様々な視点から議論します。ここでは、安心して声を上げられる社会の実現に向けた共通のビジョンを描きます。
- 大空 幸星(衆議院議員)
- 清水 陽平(法律事務所アルシエン 共同代表パートナー)
- 渡邊 渚(タレント)
- 山口 紗貴子(弁護士ドットコム株式会社 編集長)
このセッションの動画は
こちらからご覧いただけます。
今後の展望
弁護士ドットコムは、このシンポジウムを通じて、多くの人々に誹謗中傷についての意識を高め、共に解決策を見出し、より安全なインターネット環境の構築に寄与することを目指しています。特に法律とテクノロジーの融合を進め、社会の中での法の役割を再定義することが求められています。 さらに、シンポジウムの内容をより多くの人々と共有するための取り組みとして、アーカイブ動画を弁護士ドットコムニュースのYouTubeチャンネルにて公開しています。
最近の急速なインターネットの広がりの中で、私たち全員が誹謗中傷や炎上を根絶するために、声を上げる重要性を実感する時代に突入しています。