子どもの食事と学力
2013-03-28 18:00:07
新入学・新学期に注目する子どもの食事と学力向上の関係
子どもの成長を支える健康的な生活習慣が注目される中、2023年も新入学や新学期が始まり、特に食生活が重要なテーマとして浮上しています。文部科学省が推進する「早寝早起き朝ごはん」運動は、幼児や小学生を持つ多くの家庭に影響を与えています。生活習慣の乱れは学力や体力に影響を及ぼすことが指摘されていますが、実際に朝食を摂ることで学業成績が向上するという研究結果も報告されています。
そこで、タイムカレントが実施した「子どもの朝食と学力に関する調査」では、313名の母親を対象に、子どもが朝食をどのように摂っているか、また朝食と学力の関係について母親たちの意識を探りました。調査結果によると、実に93.9%の母親が「毎日必ず朝食をとる」と回答しており、子どもに朝ごはんをしっかり食べさせていることが分かりました。しかし、学力向上を目的に栄養を考慮している母親はわずか34.5%に留まっています。これは、朝食をとらせること自体は意識されているものの、成績向上につなげる意識はあまり高くないことを示しています。
さらに、調査では「朝食の摂取と学力の関係性」に関して、62.9%の母親が「知らない」と回答し、多くの親がその重要性を理解していない現状が浮かび上がりました。具体的に知っていることとしては「記憶力が良くなる」「集中力が増す」といった意見が多く寄せられていますが、この知識をもとに具体的な行動に結びつけている家庭は少ないといえます。
さて、母親たちが考える朝食としての理想的なメニューをフリー回答で尋ねたところ、トップ3には「牛乳」「納豆」「ごはん」がランクインしました。これらの食品には、脳の活性化に必要な栄養素が豊富に含まれており、学力向上に寄与するとされています。特に、牛乳は成長期の子どもにとって重要なカルシウム源であり、納豆に含まれるビタミンKは健康な骨の形成に寄与します。
栄養科学に詳しい香川教授は、朝食には脳を働かせるためのエネルギー源、すなわちブドウ糖が不可欠であると指摘します。脳は一日のスタート時に新鮮なエネルギーを必要としており、しっかりとした朝食でその供給が行われなければ、集中力や記憶力に影響を与えてしまいます。教授はまた、効率よくブドウ糖を摂取できる麦芽エキスが、朝の活動を支える強力な味方だと述べています。
さらに、麦芽エキスを使用した手軽に摂取できる商品が市場には数多く展開されており、子どもの朝食に取り入れることができる選択肢も広がっています。これからの新しい学期に向けて、子どもの健康を考えた朝食の重要性を再認識し、より良い選択をしていくことが求められています。お母さんたちには、子どもの健康的な食生活と学力向上に繋がる情報として、この調査をぜひ参考にしていただきたいです。
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