ハリウッド・リポーター、日本再進出を発表
アメリカのエンタメ雑誌「ハリウッド・リポーター(THR)」が、デジタルメディア会社のハーシー・シガ・グローバル(HSG)との提携によって日本市場に再進出することが決まりました。これはエンターテインメント業界において、日本が極めて重要な市場であることを認識した結果です。
HSGは、PRやデジタル、イベント広告などを通じてTHRの営業を幅広く担当します。この提携の目的は、THRのブランドを日本国民に広め、その魅力を訴求することです。
THRの国際部門担当副社長、アリソン・スミス・プレイザーは「日本市場はエンターテインメント業界にとって欠かせない存在です。今回の提携がTHRブランド拡大の一助となることを信じています。」と述べています。
一方、HSGの会長を務める志賀司氏は「ハリウッドでの象徴的なエンターテインメント誌であるTHRが日本に進出することを誇りに思います。1987年からの協力関係を経て、正式に再び共に仕事をできることを楽しみにしています。」とコメントしました。
また、HSGのチーフコンサルタントである佐野哲章氏は、今回の締結に全力でサポートする意向を表明しています。HSGの社長、デイヴィッド・シュナイダーは「THRは90年以上にわたりエンターテインメント業界の報道において高い信頼を得ており、このグローバルネットワークに加われることを大変嬉しく思っています。」と興奮気味に語りました。
日本向けのソーシャルメディア戦略
このパートナーシップには、エンターテインメント関連のテレビや映画のファンおよび専門家をターゲットにしたソーシャルメディア戦略も含まれています。
2020年には、THRの親会社であるメディア・ライツ・キャピタル(MRC)が、ペンスキー・メディア・コーポレーション(PMC)と共に、THRやBillboard、Vibeといったブランドを集約した合弁事業の設立を発表しました。この合併により、映画、テレビ、音楽、スポーツ、ファッションを含むエンターテインメント業界の中で、確固たる地位を築くことに成功しました。
ハリウッド・リポーターとは
ハリウッド・リポーターは1930年に設立され、エンターテインメント・メディア界を常に牽引してきた業界誌です。その信頼性の高いレポートや分析、密着取材を通じて、世界中で評価の高い記事を提供しています。最近ではデイ・タイム・エミー賞にノミネートされたビデオシリーズ『クロース・アップ・ウィズ・ザ・ハリウッド・リポーター』が話題となり、2020年にはナショナル・マガジン・アワードも受賞しました。THRの公式HPは
こちらです。
ハーシー・シガ・グローバルについて
HSGは日本と海外の主要出版社に向けて、様々なメディアコンテンツを提供しているデジタルメディア企業です。1970年代から活動を続けており、特にハリウッドの映画やライブイベントに関する情報を日本の各メディアに提供しています。それにより、日本国内においても多くのエンターテインメント情報を届ける役割を果たしてきました。
今後の展開に期待が高まる中、日本市場におけるTHRの新たな挑戦に注目が集まります。