ツクルバが全エンジニアに開発AIエージェントを導入
株式会社ツクルバは、2025年8月より全エンジニアに対して開発AIエージェントの本格的な導入を開始しました。この新たな取り組みは、ソフトウェアとシステム開発の各プロセスにおいて、特に仕様策定や設計、コーディング、コードレビューといった業務での活用に加えて、人事管理や進捗管理、チームメンバーの貢献の可視化といったマネジメント面でも用いられることになっています。これにより、開発組織全体の生産性向上を図ります。
導入の背景
昨今の生成AI技術の進化とIT人材不足は、企業におけるAI活用の重要性を増しています。特に2025年は「AIエージェント元年」とも称され、各企業がAIを効果的に活用することで競争力を得る年とされています。ツクルバは、不動産テック企業として、デザインとテクノロジーを融合させながら、住宅流通の構造を顧客に寄り添ったものへと変革する努力を続けています。
この革新の取り組みの一環として、ツクルバは2023年3月に「GitHub Copilot」を全エンジニアに提供開始。これにより、エンジニアの生産性向上に向けた基盤を早期に築いてきました。その中で、開発AIエージェントの利用を進め、実際に生産性が向上することが確認できたため、今回の導入を決定しました。
CTOのコメント
執行役員CTOの野沢康則氏は、開発AIエージェントの導入がもたらす効果について「開発体制の強化や、生産性の向上に寄与することができる」との見解を示しています。彼は、開発業務とマネジメント業務の両方においてAIを活用することが重要だと強調し、エンジニアが安心してAIを使いこなせる環境作りに努めるとも述べています。
現在、導入しているAIエージェントには「Claude Code」、「Cursor」、「Devin」が含まれており、今後も技術の進化に合わせた運用と全社的な業務プロセスへの拡張を予定しています。
不動産業界におけるIT化の推進
IT化が遅れているとされる不動産業界において、ツクルバのデザインと技術の融合は、個性的で望むライフスタイルを実現するための取り組みとして注目されています。今後も、AIを活用した先進的な取り組みを実施し、より良い社会を目指す姿勢が明らかです。
株式会社ツクルバの情報
株式会社ツクルバは、「住まいの『もつ』を自由に。『かえる』を何度でも。」というビジョンの下、住宅流通の構造を根本から変革する活動に取り組んでいます。 彼らは、デザインとテクノロジーの融合を通じて、住まいを人生の制約から解放し、可能性を広げる選択肢を提供することを目指しています。誰もが個性豊かなライフスタイルを実現できる社会づくりに向けて、今後も邁進していきます。
会社概要
- - 社名: 株式会社ツクルバ(証券コード:2978)
- - 所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-3-14 恵比寿SSビル 7F
- - 設立: 2011年8月
- - 代表者: 代表取締役CEO 村上浩輝
- - 事業内容: 中古・リノベーション住宅のマーケットプレイス「cowcamo」の運営や、住宅購入者向けのマッチングサービス「ウルカモ」の運営など