株式会社光建が経済産業省のGo-Tech事業に採択
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社光建は、経済産業省の「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)」に採択されました。これは本年度、中部エリアにおける採択案件の中で、「デザイン開発」分野では唯一の成功例となります。光建は、長年培った建設現場での経験を基にした研究開発を進めており、今日の採択はその新たな潮流の象徴とも言えます。
「ゲンバを科学する」研究の推進
光建は「ゲンバを科学する」のポリシーのもと、建設現場に新たな価値を生み出す研究開発に取り組んでいます。具体的には、施工現場の課題を起点とした産学連携を強化し、地域建設会社としての役割を果たすことを目指しています。この研究では、実際の施工を担う直営施工班と大学などの研究機関が密に連携し、現場での知見を科学的に分析・応用します。これにより、現場での問題発見と解決に向けた実践的な研究が行われます。
熟練技能の伝承を科学的に
今回の研究開発テーマは「MRを活用したインタラクティブな重機土工技能伝承システムの開発」です。特に、埋設管が輻輳する環境での重機操作に焦点を当てています。熟練者の視線や動作を測定し、これまで感覚に頼っていた判断プロセスを科学的に解明します。AIとMR(Mixed Reality)技術を活用し、若手技能者が熟練者の視点を体験できるインタラクティブなシステムを構築します。これにより、技能の伝承が効率的かつ効果的に行われることを目指します。
多様な人材の活用
光建では、約20%の社員が海外出身であり、多様な価値観と専門性を活用する企業文化を築いています。この海外人材も研究開発に参画し、さまざまな視点から建設技能の解明に貢献します。現場技能者、海外人材、大学研究者が協力することで、革新的な技術開発が進むでしょう。
未来を見据えた研究開発
建設業界は、技能者の高齢化や人手不足が問題とされています。光建はこれらの課題に対して、単なる現場対応ではなく、研究開発を通じた新たな解決策を提案することに挑戦しています。「ゲンバを科学する」という理念のもと、直営施工班や大学との連携を深め、多様な人材を活かした研究開発を進める同社は、今後ますます期待される存在となるでしょう。
株式会社光建について
光建は1961年に設立され、名古屋市を拠点に幅広い建設業務を展開しています。電力土木や道路、橋梁、上下水道のインフラ整備を主力事業としており、直営施工班を有することで高い現場力を誇ります。さらに、社員の約20%が海外からの人材であり、多様性を活かした組織づくりにも積極的に取り組んでいます。今後の光建の研究開発に注目が集まります。