交通広告の効果
2025-03-18 11:23:37

交通広告の効果を検証!関心層への影響と実績

交通広告の効果を検証!関心層への影響と実績



はじめに


マーケティングの分野においては、商材やサービスに対する消費者の関心が高いほど、関連する情報を受け取る傾向が強まるというのが一般的です。今回、交通広告の効果についても同様の傾向があるのかを検証するため、株式会社メトロアドエージェンシーが行った最新の自主調査の結果をお伝えします。

調査の概要


調査の対象にされたのは、東京メトロとJR東日本の車内ビジョンに継続的に広告を出していたマンションブランドA。調査は広告を目にする可能性が高い路線利用者を対象に行われ、広告到達率や興味喚起度を測定しました。特に「マンションの購入意向」を指標として、対象者がどれほど関与しているかで結果をクロス集計。これにより、広告の効果を視覚化しました。

商品への関与度


調査で使用されたのは600名の路線利用者で、彼らにマンションブランドAの広告動画を見せた後、その広告を見たことがあるかを確認しました。「見た」、「見たような気がする」と回答した割合は広告到達率として算出され、全体で47.2%となりました。この結果を対象グループ別に見ると、「マンション購入意向者」の広告到達率は驚異の72.2%。これに対し、「非マンション購入意向者」は25.4%という結果になり、実に2.8倍の差がついたことがわかります。

興味喚起度の実態


次に、広告を見た後の興味喚起度についても調査しました。広告動画を提示した後、どれくらい興味を持ったかを5段階で評価してもらい、興味喚起度を測定。全体の結果は45.5%でしたが、「マンション購入意向者」に絞るとその値は75.5%に達しました。非購入意向者は20.5%にとどまり、こちらも実に3.6倍の差が見られました。

結論としてのその意義


今回の調査結果から、商材に対する関心がある消費者ほど、交通広告に触れている機会が多く、興味を引くことにつながる可能性が高いことが浮き彫りになりました。これは「AIDMA」や「AISAS」といったマーケティングプロセスにおける、注意や興味・関心のフェーズにおいて交通広告が有効な役割を果たすことを示しています。

交通広告の特性と影響


特にマンションのような高価格の耐久消費財は、必要性を感じてから購入に至るまでの道のりが長いため、購入意向が高い人々は日常的に高い情報感度を持っています。商材の高度な関与層と低関与層との間で倍以上の広告効果が得られる理由もここにあると考えられます。

おわりに


交通広告の最大の特性はセレンディピティ、つまり偶然の出会いを生むことです。高い関与度を持つ消費者が日常的な中で交通広告に接し、驚きや新たな興味を持つ機会が増えるという仕組みが、結果として広告効果を高めています。また、東京メトロを利用する層は消費意欲が高く、多様なジャンルに関心を抱くビジネスパーソンが多いことも特筆すべき点です。これを踏まえると、交通広告を活用することで特定のターゲット層に対して効率的な広告展開が可能となるでしょう。今後の広告戦略にとって、交通広告の役割はますます重要となっていくことでしょう。

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調査概要


  • - 実施媒体:Tokyo Metro Vision(東京メトロ)
  • - 調査対象:1都3県居住の20代~60代男女
  • - 回収数:600サンプル
  • - 調査期間:2024年11月18日~11月20日

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会社情報

会社名
株式会社メトロアドエージェンシー
住所
東京都港区東新橋二丁目14番地1号NBFコモディオ汐留9階
電話番号
03-5422-1750

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