資生堂が国際女性デーに通じて示すジェンダー平等の取り組み

資生堂は3月8日の国際女性デーに合わせ、3月を「Diversity Week for Gender」と定め、社内外で積極的なジェンダー平等推進イベントを実施します。この取り組みは、資生堂が掲げる「LOVE THE DIFFERENCES」（違いを愛そう）という理念の中で、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン（DE&I）活動の一環として位置づけられています。

「LOVE THE DIFFERENCES」を掲げた資生堂の理念

資生堂は、異なる価値観を尊重し、共感しながら新たな価値を創出することを理念としています。この理念は、単なるスローガンにとどまらず、世界各国で事業を展開している同社が、顧客の多様なニーズを理解するために多様性を活用する方法でもあります。顧客理解に基づくインクルーシブな製品やサービス、広告が持続可能な成長を生むと信じているからこそ、そこに向けた努力がなされています。この中でも特に、ジェンダー平等はDE&I活動を進めるための重要な第一歩とされ、決定権を持つリーダー層に女性が自然に活躍する社会、男性が育児休業を気軽に取得できる環境が求められています。これにより、誰もが自分らしく生きられる社会の実現に向けた原動力が生み出されています。

Diversity Week for Genderのイベント内容

資生堂は、外部の市民や他企業を対象にした2つの重要なイベントを実施します。

1. 資生堂DE&Iラボシンポジウム

「女性活躍という言葉がなくなる未来へ～資生堂の実践から見えてきたジェンダー平等のヒント～」という題で行われるこのシンポジウムでは、資生堂が5年以上にわたり取り組んできたジェンダー平等への施策や実例を共有し、東京大学の山口慎太郎教授らと共にディスカッションします。時短勤務制度やリーダー層の健全なジェンダーバランスをはじめ、育児による所得差を防ぐための評価制度など、実践的な知見が紹介されます。

日時: 3月19日（水）14:00～15:30
会場: Zoomウェビナー
登壇者: 山口慎太郎教授（東京大学）、林孝裕氏（dentsu DEI innovations）、山本真希氏（資生堂 DE&I戦略推進部長）
申し込み: こちらから

2. 資生堂とMums@Work Asia共催イベント

「Women's Empowermentキャリアブレイクを転機に変える。私らしい人生の見つけ方」というテーマのこのイベントでは、育児や介護などでキャリアから離れた女性に、ポジティブな転機としてのキャリアブレイクを再定義し、資生堂社員とのパネルディスカッションを通じて自分自身のキャリアを再考します。
日時: 3月27日（木）10:15～15:15
会場: 資生堂汐留オフィス
申し込み: 詳細こちら

資生堂のDE&I戦略の重要性

資生堂は「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」という企業使命の下、社員一人ひとりが持つ違いを認め尊重し合う文化を育むことで、持続可能なイノベーションを推進しています。これまでの取り組みから得た知見を基に、2030年までに100万人を支援することを目指し、目標を「ジェンダー平等」と「美の力によるエンパワーメント」に設定しています。株式会社資生堂は、全てのステークホルダーの人権を尊重する社会作りに積極的に貢献していく方針です。