夜間の道路での危険を啓発するJAFの新動画公開

夜間の道路、目に見えない危険

夜間の道路では、視界が制限されるため、さまざまな交通事故の危険が増大します。その中でも特に注意が必要なのが「路上寝込み」事故です。一般社団法人日本自動車連盟（JAF）は、この問題を深刻に捉え、2015年10月24日（金）に新しい啓発動画を発表しました。この動画では、夜間に道路上で横たわっている人がどのように見えるか、またその際の視認性について肝心なポイントを検証しています。

事故が発生する背景

「路上寝込み事故」は、特に夜間に発生しやすいとされています。ドライバーが道路上に横たわっている人を早期に認識できないため、運転中の判断が遅れ、衝突事故に繋がるケースが非常に多いのです。新しい動画では、マネキンを使ってその状況をシミュレーションし、クルマのライトのロービームとハイビームの違いによる視認性の違いを詳しく解説しています。

動画による実験結果

JAFは、実際のテストを通じて、マネキンを識別できるまでの時間や、クルマが安全に停止できるかどうかを調査しました。結果として、多くのドライバーが直前までマネキンを認識できず、事故が発生する危険が示されました。また、ハイビームを使用することで、より早くマネキンを検知できる一方で、ロービームに比べて安全に停止できる距離も短縮されることがわかりました。