浪江町にPowerUPS導入
2017-02-15 15:18:07
福島県浪江町で緊急電源装置「PowerUPS」がトライアル導入
福島県浪江町で実施される緊急電源装置の導入
福島県の浪江町は、2011年の東日本大震災で大きな影響を受け、未だ復興が続いています。近年、町の防災意識は高まり、特に災害時における携帯電話やスマートフォンの充電確保は重要な課題として認識されています。このたび、株式会社MISが販売する「PowerUPS」が浪江町にトライアル導入されることが決まりました。
「PowerUPS」導入の背景
災害時には、電話やインターネット、SNSなど、スマートフォンは人々にとって重要な情報源としての役割を果たします。しかし、停電が発生するとこの通信手段が失われる危険があります。浪江町の方々は、このような事態に備えるために、安定してスマートフォンやタブレットのバッテリーを充電できる手段を模索していました。これに対し、MISは「災害時の電力補助としてPowerUPSを活用したい」という考え方を掲げ、一致する理念のもとでの導入となりました。
無停電電源装置「PowerUPS」とは
「PowerUPS」は、モバイルバッテリー「PowerShuttle」に専用の無停電電源装置です。これにより、外部からの電力供給が途絶えても、一定時間、安定した出力で電力を供給することができます。この技術は、中国のBMT Pow Ltd.が手掛けたもので、ドローン向けのワンストップな電池ソリューションを提供している企業です。
特に、災害発生時には多様な機能を備えたスマートフォンが欠かせません。そのため、緊急時でも安定的に充電できる装置の需要は高まっています。PowerUPSの導入により、浪江町では災害時の通信手段を確保し、有事の際に備えることができるようになりました。
浪江町の概要
浪江町は、福島県浜通り北部に位置しており、町内には請戸漁港があります。町の面積は223.1平方キロメートル、人口は約18,464人です。震災による深刻な被害を受け、原子力発電所事故の影響で多くの住民が避難を余儀なくされました。現在も多くの復興計画が進行しており、地域の安全性向上が求められています。
株式会社MISの取り組み
MISは、東京都品川区に拠点を置く企業で、主にリチウム電池事業やモバイル事業を展開しています。代表取締役の石井淳一氏のもと、災害対策としての電力供給ソリューションを提供し、地域社会の安全に貢献する取り組みを進めています。
この「PowerUPS」のトライアル導入は、浪江町が地域の災害 preparedness を強化する一環として位置付けられており、今後の成果に期待が寄せられています。さらに、多くの地域でもこの技術が役立つことが期待され、防災管理の新たなステップを踏み入れることとなるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社MIS
- 住所
- 東京都中央区入船1-4-10八丁堀プレイス
- 電話番号
-
03-5759-4500