自動車メディア「CARPRIME」が誕生
株式会社ファブリカホールディングスの完全子会社である株式会社ファブリカコミュニケーションズが運営する自動車総合メディアが、2025年7月1日に新たに「CARPRIME」としてのブランド統合を発表しました。この統合では、既存の自動車情報サイト「CarMe」(カーミー)とYouTubeチャンネル「CARPRIME」が一つの統一されたブランドのもとで展開されます。
ブランド統合の目的
近年、消費者のメディア接触の形態が急速に変化しており、文章による情報から、動画やSNSを通じたインタラクティブな情報共有へとシフトしています。これに応じて、ファブリカコミュニケーションズは自動車情報をよりシームレスかつ統一的に提供する必要性を感じ、ブランド統合を決定しました。
「CarMe」は2014年にサービスを開始し、自動車関連ニュースやレビューを中心に広範な情報を提供してきました。一方、「CARPRIME」は動画を通じた試乗レポートやイベント取材を行い、30万人を超える登録者を持つ人気チャンネルとして成長しました。こうした強みを融合し、より多くの自動車ファンに質の高い情報を提供することが今回の統合の主な目的です。
新生「CARPRIME」のビジョンと戦略
新たにスタートする「CARPRIME」は「ユーザーの「知りたい」に、もっと深く、もっと楽しく応える」をミッションに掲げています。主な展開内容として以下の点が挙げられます。
1.
コンテンツの連携強化
Webサイトの記事とYouTube動画を一体化し、同一の車両や話題について、テキストとビジュアル両方からの情報提供を行います。例えば、新車のレビューにおいては、詳細なスペックをWebサイトで、走行性能や内外装を動画で紹介する形です。
2.
ユーザビリティ向上
統一されたブランドデザインのもと、WebとYouTubeチャンネル間のナビゲーションを改善し、スムーズな情報アクセスを実現します。
3.
取材・制作体制の強化
編集体制の一本化によりコンテンツの質を高め、自動車メーカーとの関係を深めることで独占取材や先行情報の獲得を目指します。
4.
新企画の展開
リアルタイムでの質問コーナーや、ユーザー参加型の企画、AIを活用した新しいコンテンツフォーマットにも挑戦します。
今後の目標
新生「CARPRIME」は2025年度中にYouTubeチャンネルの登録者数を50万人に引き上げ、自動車購入検討者にとって「最も信頼できる情報源」として広く認識されることを目指しています。
編集部の思い
今回のブランド統合には、巨大な期待と責任があります。従来の「CarMe」によるテキスト情報提供だけでなく、「CARPRIME」による動画を活用した展開が必要です。自動車環境は日々変化し、多様化しています。「CARPRIME」ではそれらに対応する情報と感動を提供するため、デジタルコンテンツの最前線で新しい表現方法を模索し続けていきます。
経営陣としての期待も大きく、新生「CARPRIME」を通じて自動車情報メディアの新たなスタンダードを築くため、今後も努力を重ねていく所存です。