岡山大学のアフターケア
2026-02-20 22:51:19

岡山大学が開設したコロナ・アフターケア外来、5年の成果と今後の展望

岡山大学が開設したコロナ・アフターケア外来、5年の成果と今後の展望



国立大学法人岡山大学は、2021年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による後遺症に特化した「コロナ・アフターケア外来」を開設しました。この外来は、全国で2番目の設立となり、今月で5年目を迎えます。この5年間において、約1,300人の患者を診療し、コロナ後遺症の多様な症状やそのリスク因子、予後に関するデータを蓄積してきました。特にその症状の多様性や、感染したウイルスの変異株により影響を受けることが明らかになりました。

診療実績から見えてきたこと



これまでの研究成果や診療データに基づくと、コロナ後遺症は筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)や体位性頻脈症候群(POTS)など、他の病態と関連性があることが示唆されています。さらに、酸化ストレス指標を用いた研究においては、病態の可視化に成功し、治療の手がかりをつかむことができました。

大塚文男教授は、「コロナ後遺症は、特定の臓器の障害だけではなく、身体的、心理的、社会的な要因が絡み合った症状です」と述べています。診療においては、患者の声に耳を傾け、全体像を把握することが重要であると強調しました。特に、診療を通じて患者が抱える孤立感や社会的な理解不足にも配慮しています。

地域医療への貢献



本外来の診療は、単一臓器の問題だけでなく、複雑な症状に対する包括的なアプローチを目指しています。このため、地域の様々な医療機関とも連携し、診療ネットワークを構築しています。患者が適切な医療を受けられるよう、他の後遺症診療施設との情報交換を継続しています。

5年を迎えた今年、岡山大学はこれまでの成果を踏まえ、コロナ後遺症の実態や課題についての報告をまとめました。これにより、今後の診療方針や研究に対する反映を図ることが期待されます。

今後の課題



長期化するコロナ後遺症のケースが増加している中、岡山大学はさらなる研究の深化と患者への支援を続けていく意向です。国や地域におけるコロナ後遺症のより深い理解が求められるとともに、社会全体での理解促進が重要な課題となっています。コロナ後遺症の研究と診療を通じて、より多くの患者が適切な支援を受けられるよう努めていく所存です。

皆さんも岡山大学の取り組みに注目し、コロナ後遺症の問題に関心を持っていただければ幸いです。今後の進展に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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