埼玉県で小学生たちが考案したブダイ寿司が登場!
埼玉県では、一般社団法人海と日本プロジェクトin埼玉県が、回転寿司の「がってん寿司」とのコラボレーションにより、小学生たちが考えたブダイを利用したお寿司を特別に提供します。期間は2025年の1月24日から2月6日までの約2週間、限定メニューとして楽しむことができます。
この取り組みは、埼玉県で開催された海洋体験学習イベント「埼玉うみかぜ探検隊」に参加した小学生たちの成果の一部です。イベントでは、海風による気温の違いや漁体験を通じて多くの学びがありました。特に「磯焼け」という海の問題についても学び、それに関連する魚「ブダイ」の利用を考えました。ブダイは市場価値が低いため、未利用魚とされていますが、今回のプロジェクトを通じて、その美味しさを広めようという挑戦が始まります。
参加した小学生たちの努力
「埼玉うみかぜ探検隊」には27名の小学生が参加し、彼らはブダイを使ったお寿司のメニューを考案しました。選ばれた8名の参加者は「最終選考会」で、がってん寿司の職人と共にアレンジを加え、最良の作品を模索しました。審査員には日本財団の担当者や講師らが参加し、厳正なる審査の結果、金谷ゆきのさん、久保皓さん、大久美月さんの3名のアイディアが選ばれ、実際のメニューとして提供されることが決定しました。
提供される3種のお寿司
1.
漬けブダイののりまき
考案者:久保皓さん
海藻を食べるブダイに「仕返し」として海藻で巻いたというユニークなアイデアが盛り込まれています。
2.
揚げブダイの握り〜タルタル添え〜
考案者:金谷ゆきのさん
ブダイの生息地外での問題からインスパイアを受け、気象をテーマにした魅力的なビジュアルを追求しました。
3.
ぶだいの揚げネギラー油乗せ
考案者:大久美月さん
磯焼けの原因としてのブダイの存在意義を食文化を通して広める、思いの込められた作品です。
これらのお寿司はすべて330円(税込)で提供され、一部のがってん寿司の店舗で楽しむことができます。未来の海を守るための知識を反映させたこのメニューは、単なる食事を超えた深い意味をもち、子どもたちの努力の成果が感じられる貴重な体験となるでしょう。
プロジェクト背景
日本財団の「海と日本プロジェクト」は、海の大切さや環境問題について子どもたちが理解し、行動を促すことを目的としています。環境悪化が進行する中で、子どもたちが自分の未来のために何ができるかを考える手助けをするこのプロジェクトは、海を介した連携を深める一助となることを目指しています。
海を楽しむことと、海を守ることを同時に考えるこの取り組みを通じて、地域社会全体が海に対する理解を深め、より豊かな未来を築くための第一歩を踏み出しています。
より詳しいプロジェクトの情報は、
こちらのリンクからご覧になれます。