生理用品の提供を通じて地域の健康を促進するOiTr
2025年5月17日、大阪・関西万博の「大阪ウィーク」において、泉大津市が主催する「IZUMIOTSU WELL-BEING EXPO2025」が開かれ、オイテル株式会社の新たな取り組み「OiTr」が注目を集めました。このサービスは、日本初の試みとして、商業施設や公共機関、学校などの個室トイレに生理用ナプキンを常備し、無料で提供するものです。
生理用品のインフラ化の重要性
OiTrは、全国の28都道府県にわたり303施設にディスペンサーを設置し、2025年4月時点で合計3,421台のナプキン提供機を運用しています。泉大津市では、2021年10月に市役所と図書館の2か所に導入されており、今回のイベントではこの取り組みが地域住民に広がる重要性が強調されました。
地域との連携を強化する出展
オイテル株式会社は、2021年10月に泉大津市と「社会課題解決に向けた包括連携協定」を締結しました。この協定に基づき、地域社会への貢献が目指され、OiTrの出展が実現しました。この日、泉大津市長の南出賢一氏もブースに訪れ、地域の健康改善に寄与するこのプロジェクトへの期待の声を寄せてくださいました。
展示会では、OiTrのアプリをその場でダウンロードし、実際にナプキンを無料で受け取る体験が行われ、来場者は生理用品がもたらす安心感と利便性を直接感じることができました。また、花王グループからの協力を得て、生理用品の提供も行われました。
来場者の反響と意義
イベントはあいにくの悪天候にもかかわらず、多くの方が訪れました。ブースでは、来場者が実際にナプキンを受け取る体験を通じて「このサービスを自分の職場や学校にも設置してほしい」といった前向きな感想が寄せられました。特に、生理用品の提供がどれほど安心感を与えるかを実感できたことが、来場者にとって重要な体験となったようです。
今後の展望
この出展を契機に、オイテルは泉大津市との関係をさらに深めるとともに、他の自治体や教育・医療機関との新たな協力の機会を創出することを目指しています。そして、「トイレットペーパーのように生理用品が常備される社会」を実現するために、引き続き努力を続けていく考えです。地域との共創を重視し、より多くの人々が安心して快適な生活を送れるよう、社会課題解決に向けた取り組みを進めていきます。
お問い合わせ
OiTrに関することや、ディスペンサーの設置導入に関する質問は、公式サイトからのお問い合わせフォームをご利用ください。
[会社概要]
- - 会社名:オイテル株式会社
- - 所在地:東京都新宿区四谷3-2-1 フロントプレイス四谷 2F
- - 設立:2016年11月1日
- - 事業内容:IoT事業
- - 公式ウェブサイト:OiTr