新しいエッセー『私のプリンシプル』
2024年12月28日、熊日出版から細川護熙氏のエッセー『私のプリンシプル』が発売される。この作品は、彼が人生で培った信念や生き方の原則を12のテーマを通じて読者に伝える構成となっている。細川氏は第79代内閣総理大臣を務めた後、60歳からはアーティストとしても活動を展開。このエッセーは、彼が大切にしてきた「プリンシプル」、つまり信念に焦点を当てた内容であり、多くの人々が自らの人生を見つめ直すきっかけとなるだろう。
プリンシプルとは何か?
「プリンシプル」は、原理や原則を指す言葉であり、細川氏はこれを通じて、自分らしく生きるための指南を行っている。彼の人生経験は、政治や芸術の両方にわたっており、そこから引き出された教訓や考え方は、多様な視点を持つ私たちにとっても有益である。例えば、逆境を乗り越えた彼の言葉は、時には私たちが自分を見失いがちなときに必要な励ましとなる。
本書には「人生にはいろいろな決断がある。そしてそうした歴史の重みこそが、ここぞという時に、人に力を与える」といった人生の教訓が盛り込まれている。まさに、読者一人ひとりが共感できる言葉であり、自分自身を鼓舞してくれる力を秘めている。
自分らしさを取り戻す
細川氏は、多くの決断を経て今の自己を築き上げてきた。彼の言葉は、時代の変化に戸惑いやすい私たちに、自信を与えてくれるかもしれない。特に、「人は所有するものが多ければ多いほど、かえって心の豊かさを失う」というメッセージは、物質的豊かさと心の豊かさのバランスを考えさせる。このような言葉は、生活の中で忘れがちな自分自身の価値を再認識させる効果がある。
また、著者自身が心の豊かさを感じるために実践している「土いじり」についても触れられている。日々の生活に忙殺されがちな現代人にとって、心を豊かにするための手法としての土いじりは、一つの有効なアプローチとなる。
歴史の舞台裏に迫る
本書は、単なるエッセーだけではなく、細川氏自身の歴史を振り返る「インタビュー形式」のあのころも収録されている。この部分では、新党結成の理由や、首相退陣のきっかけ、都知事出馬の真意など、彼の生き方に影響を与えた様々なターニングポイントが公開されている。読者は、彼の選択や決断を通じて、どのように人生を全うしてきたのかを感じ取ることができるだろう。
出版に寄せられた推薦
このエッセーは、累計100万部以上のベストセラー作家である姜尚中氏も推薦している。彼の豊富な著作の中でも、この本は特に自分を見つめ直すための一冊となると期待されている。細川氏の言葉が、人生の中で出会うであろう困難を乗り越える力を与えてくれることを願ってやまない。
書籍情報
『私のプリンシプル』は、著者が自身の教訓や経験を元に編纂された作品で、必要な時に自分を励まされるような内容になっている。出版を心待ちにし、自分軸を磨くための一助として利用してみてはいかがだろうか。
- - 定価:1870円(本体1700円+税)
- - 発売日:2024年12月28日
- - 判型:四六判・上製本
- - ページ数:240ページ
- - 出版社:熊日出版
- - ISBN:978-4-87755-667-9
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