日立港病院に「temi」が導入
医療法人惇慈会 日立港病院が、AI搭載の自立走行型ロボット「temi」を導入しました。この取り組みは、医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、医療サービスの質を向上させることが目的です。
医療現場のDX化が必要な理由
日立港病院は「みんなの病院」というスローガンのもと、小児から高齢者、終末期の患者までも支える最善の医療サービスを提供してきました。しかし、近年では院内業務の効率化が求められ、看護師の業務負担の軽減が急務となっています。DX化の推進は、より良い医療サービスの提供に欠かせない要素です。
「temi」の導入による効率化
「temi」の主な役割は、特殊診察の説明を代行することで、看護師の業務を軽減することです。これまで看護師が1患者あたり約20分かけていた説明や質疑応答の時間が、ロボットによって削減されます。これにより、看護師は専門的な業務に集中することができ、医療サービスの向上に寄与します。
また、「temi」は動画で特殊診察を説明する機能を持っており、患者は必要に応じて何度でもその情報を確認することができます。この新しいアプローチは、患者の理解を深めるためにも効果的です。
導入効果と期待される未来
「temi」の導入により、看護師の業務負担は大きく軽減され、結果として病院全体の業務効率が向上します。看護師の時間が余ることで、より大事な業務に集中することが可能となり、高品質な医療サービスの提供が期待できます。また、患者にとってもロボットによる新しいサービスは興味を引き、医院に対するポジティブな印象が生まれることが見込まれます。
今後の展望
今後、日立港病院では「temi」の導入をより拡張させ、院内案内役や巡回役としての活用も計画しています。これにより、患者の移動のサポートや体調不良の早期発見を促進することが見込まれています。今後の展開によって、看護師の業務負担はさらに軽減し、医療サービスの質向上が実現されるでしょう。
株式会社ユニキャストの取り組み
「temi」を導入した株式会社ユニキャストは、2005年に茨城県で設立され、主にロボティクス事業を中心に展開してきました。彼らはテクノロジーを通じて、人々に「夢」と「笑顔」を提供することを目指しています。ロボットとIoTデバイスの連携を得意としており、クライアントの多様なニーズに応えるべく、様々な技術を提供しています。
お問い合わせ
本サービスについてのお問い合わせは、以下のリンクからどうぞ。
株式会社ユニキャストお問い合わせフォーム
この取り組みが今後の医療現場に新たな風を吹き込み、多くの患者に対してプラスの影響をもたらすことが期待されます。