新たなギフト体験の革新
株式会社NODEと株式会社大和、そして高知工科大学が協力し、新しいギフトサービスの創出に向けたプロジェクトが開始されました。この取り組みは、2025年11月から2027年3月までの17カ月間にわたり実施される予定です。主な目的は、ギフト市場における新たな価値を見つけ出すことです。
プロジェクトの背景
NODEは、生活者の感情や行動の理解を重視し、CX(顧客体験)の向上に寄与することを目指しています。特に次世代を担う若者の育成に力を入れ、お互いに共に学び成長していく可能性を大切にしています。高知工科大学が導入したPBL(Project Based Learning)は、実社会の課題に取り組む中で学生たちが自ら学び、成長する機会を提供します。
一方、大和は85年以上にわたりギフト事業を展開してきましたが、市場環境の変化に直面しています。従来のギフト文化が変化する中で、カジュアルギフト市場が拡大しているため、ギフトを通じた強いコミュニケーションの重要性が高まっています。学生たちの新しい視点を取り入れることで、この変化に対応したサービスを目指しています。
学生たちの挑戦
このプロジェクトでは、学生たちはまず市場と競合環境の分析を行い、3C分析を通じて現状を把握しました。その後、インタビューやディスカッションを重ね、ギフトが単なる「物を贈る行為」ではなく、感情や熱量を伝え合うコミュニケーションであると理解を深めました。彼らは贈り手と受け取り手の感情を分析し、新しいギフト体験をどのように提供できるかを考察しました。
成果発表会の内容
6月5日と6日に高知工科大学で行われた成果発表会「D&I EXPO 2026」では、学生たちが進めてきた研究と試作品を発表しました。具体的な課題として「贈り手の想いが伝わりにくい」「形式的になりやすい」といった点を挙げ、これを解決するための新しいサービスコンセプトを提案しました。
試作品の機能
学生たちが制作した試作品には、以下の新機能が含まれています。
1.
ギフトAI機能: 受け手への気持ちを整理し、最適なギフトを提案するAI機能。
2.
アバター機能: 利用者が自分に似たアバターを作成し、そのアバターが表現することで贈り手の気持ちを伝える仕組み。
この試作品により、ギフト選びをサポートし、贈り手の想いや感謝の気持ちをより豊かに伝えることを目指しています。
今後の展望
今後は、学生たちが得たフィードバックを基にサービスのブラッシュアップを行い、実現可能なアイデアを探ることが予定されています。高知工科大学、大和、NODEの三者が協力し、具体的な事業化に向けた体制を整えていく方針です。新たなギフト体験の創出と、それによる価値の創造を目指して、取り組みを進めていきます。
企業紹介
株式会社大和
オントワードグループにおいてギフト事業を担い、カタログギフトなど幅広いギフトサービスを展開している企業です。法人・個人向けに多様なギフトサービスを提供しており、近年では地域活性化やソーシャルギフト領域にも力を入れています。
高知工科大学 データ&イノベーション学群
データサイエンスやAIを活用し、社会課題の解決に取り組む人材を育成しています。企業との連携を重視し、実践的な学びを提供しています。
株式会社NODE
「人と人との意思をつなぎ、社会を変える」ことを目指し、顧客起点のマーケティングやCX変革を支援するコンサルティングファームです。
この新たなプロジェクトは、ギフト市場に新たな風を吹き込む可能性を秘めており、今後の展開に期待が高まります。