三井不動産レジデンシャル、2024年度東京エコビルダーズアワードを受賞
三井不動産レジデンシャル株式会社は、2024年度東京エコビルダーズアワードにて「リーディングカンパニー賞(再エネ設備設置量部門)」および「ハイスタンダード賞(断熱・省エネ性能部門)」を連続受賞しました。この受賞は、同社の持続可能な住環境への取り組みが高く評価された結果であり、今後のさらなる活動に期待が寄せられています。
東京エコビルダーズアワードとは
この賞は、東京都が2025年度からした「建築物環境報告書制度」の導入に先駆け、環境に配慮した建築物の普及を目指す事業者を評価する制度です。対象は、中小規模の新築建物で、2024年4月1日から9月30日までに建築確認済証を受けたものです。評価基準は、環境性能の高い建材の使用や再生可能エネルギー設備の設置量に重きを置いています。
受賞の詳細と評価ポイント
三井不動産レジデンシャルが受賞した内容は以下の通りです。
- - リーディングカンパニー賞:この賞は、環境性能の高い住宅の普及に向けた先進的な取り組みを行っている企業が対象です。具体的には、再エネ設備設置量基準をいち早く達成した企業が選ばれます。
- - ハイスタンダード賞:こちらは、断熱性能と省エネ性能基準を事前に達成した事業者が対象です。
評価されたポイントには、三井不動産レジデンシャルが2022年3月より採用した太陽光発電定額利用サービス「エネカリ」の実施や、都の住宅用太陽光発電促進事業の活用により、戸建物件全てに太陽光発電設備を設置したことが挙げられます。
三井の戸建「ファインコート」の展開
三井不動産レジデンシャルでは、「2030年度までに全ての新築物件でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)レベルの環境性能を実現する」という目標の下、「ファインコート」シリーズの設計を進めています。2023年度以降の物件では、断熱等級5と一次エネルギー消費量等級6を標準化し、さらなる省エネと環境負荷の軽減に取り組んでいます。
また、過去のスマートハウスプロジェクトや「スマートウェルネス住宅」への取り組みも続けており、健康的で快適な住空間を提供することを目指しています。
サステナビリティへのコミットメント
三井不動産グループは「共生・共存・共創」を理念に掲げ、社会と経済の両価値を創出することに取り組んでいます。新しいグループ経営理念では、「環境との共生」や「ダイバーシティ」といった重点的な課題を特定し、これに基づいた活動を展開しています。2030年度までに全物件のZEH・ZEB水準の環境性能を達成するため、再生可能エネルギーの導入を進め、さらなる環境貢献を目指します。
今後の展望
三井不動産レジデンシャルの取り組みは、持続可能な社会の実現に向けて進化し続けることでしょう。今後も、地域社会のニーズに応えながら、環境に優しい住宅の普及に寄与するスピリットを持って、一層の努力をしていく所存です。各種事業を通じて、多様化するライフスタイルに応じた商品やサービスを提供し、安全で安心な街づくりに寄与することを目指しています。