建材サンプルマーケットプレイス「Material Bank® Japan」が自律移動ロボット導入で業務効率化と環境負荷軽減を実現

2023年1月11日より運用実証事業を開始した「Material Bank® Japan」は、デザイナー向け建材サンプルマーケットプレイスとして、迅速なサンプル提供と環境負荷軽減を目指しています。同社は、この目標達成のため、自律移動ロボット（AMR）世界大手「Locus Robotics」と連携し、同社のAMR「LocusBots」25台を物流拠点（千葉県市川市）に導入しました。

連携の背景

「Material Bank® Japan」は、デザイナーが様々なメーカーの建材サンプルをオンラインで検索・注文できるサービスです。深夜0時までの注文で最短翌朝にサンプルが届くため、デザイナーの業務効率化に貢献しています。

従来、デザイナーは建材サンプルを探すために多くの時間を費やしていました。しかし、「Material Bank® Japan」では、オンラインで簡単にサンプルを検索・注文できるため、デザイナーは設計業務に集中することができます。また、複数メーカーのサンプルを一括発送することで、物流における環境負荷を約7割削減することも可能です。

「Locus Robotics」は、米国、欧州、アジアの250以上の拠点で10,000台以上のAMRを稼働させているAMRのリーディングカンパニーです。同社は、業界初となる累計13億個のピッキング数を達成しており、1日あたりの平均ピッキング数は300万個にのぼります。また、高度なメンテナンスとリサイクル技術により、AMRをほぼ無制限に長寿命化できるなど、ESGの取り組みにも積極的に取り組んでいます。

「Material Bank® Japan」における「LocusBots」の役割

「LocusBots」は、「Material Bank® Japan」の物流拠点で、ピッキング作業を自動化します。デザイナーが注文したサンプルは、倉庫管理システム（WMS）から「LocusBots」に送られ、「LocusBots」は自律的に倉庫内を動き回り、ピッキングスタッフと協力してサンプルをピッキングします。

「LocusBots」には、サンプルを集めるためのボックスを載せる台とディスプレイが設置されており、ディスプレイには必要なサンプルと入れる対象のボックスの情報が表示されます。ピッキングスタッフは、「LocusBots」のディスプレイの表示に従って、棚から取り出したサンプルを指定のボックスに入れるだけで済みます。

「LocusBots」の特長

「LocusBots」は、以下の特長を持っています。

倉庫内の複雑な棚のレイアウトに合わせた対応が可能
高い機動性と柔軟性により、既存環境に合わせて人と協働して作業を進めることができます。
直感的で使いやすいユーザーインターフェースにより、トレーニングが短時間で完了します。
多言語表示に対応しており、作業者の正確さと快適さを向上させます。
ゲーミフィケーション機能により、スタッフは日々の目標を明確にし、業績を向上させることができます。
メンテナンスとリサイクルにより、製品寿命と利用機会を最大化することができます。

今後の展望

「Material Bank® Japan」は、今回の「LocusBots」導入により、更なる業務効率化と環境負荷軽減を目指していきます。また、「Locus Robotics」は、日本の市場を重要な市場と位置づけており、今後も日本企業との連携を強化していく予定です。

会社概要

Material Bank® Japan

URL: https://materialbank.jp
本社所在地: 千葉県市川市

Locus Robotics

URL: https://locusrobotics.com/
本社所在地: 米国マサチューセッツ州 Wilmington

DesignFuture Japan

URL: https://soon.materialbank.jp
本社所在地: 東京都渋谷区渋谷2-1-12 VORT AOYAMAⅡ 5F