76歳の主婦作家が描く、老後の新たな楽しみ
韓国のネット書店で栄誉あるブックオブザイヤーを受賞したエッセイ『老後ひとり、暮らしています。』が2025年11月10日に発売されます。著者のイ・オクソン氏は76歳という年齢にもかかわらず、一般的な主婦の枠を超えた鋭い観察眼とユーモアで、多くの女性の共感を得ています。
新たな人生の楽しみ方
イ・オクソン氏は、二人の子供が独立し、夫を亡くした後も、自らの老後を楽しく過ごす方法を描写しています。彼女は毎日、公衆浴場に通い、週に三回はヨガ、山登りやジムでの運動も欠かしません。特に、自転車で風を切る感覚やYouTubeで学んでいる楽しみについての記述は生き生きとしており、読者に強いメッセージを伝えています。彼女は「老後は孤独であると思っていたが、実際には非常に自由で楽しい」と述べており、まさに前向きな人生哲学を持っています。
不安を乗り越えるための言葉
本作の中では、「結婚相手を間違えて人生を無駄にする女性はいても、結婚しなかったからといって人生を無駄にする女性はいない」という名言や、「いくら備えても起こるべきことは起こるが、来るべきものは必ず来る」というフレーズが登場します。このような辛口なアドバイスが、多くの人々に勇気を与え、今を生きる力を与えてくれます。
母娘の対話とその意味
著者であるイ・オクソン氏は、次女のキム・ハナ氏とともに、読者を巻き込む対話を通じて、時代の変化について語ります。彼女たちの母娘対談は、2025年に日本で開催されるK-BOOKフェスティバル内で行われる予定で、女性たちのライフスタイルや考え方が年々どのように進化し続けているかを探求します。
著者と翻訳者のプロフィール
イ・オクソン氏は1948年生まれで、専業主婦として多くの時を家族と共に過ごしてきました。彼女は、居心地の良い家で失った家族の思い出を抱えつつ、書くことで自らの気持ちを整理。エッセイはすぐに話題となり、発売からわずか三ヶ月で10刷を達成しました。
翻訳者の清水知佐子氏も、そのキャリアにおいて多くの著作を手掛けています。言語の壁を乗り越え、日本の読者に彼女たちの思いを届ける役割を担っています。
読者へのメッセージと購入方法
『老後ひとり、暮らしています。』は、人生の不安や焦りを感じる読者にとって、心の支えとなる一冊です。著者のイ・オクソン氏が語る痛快なエッセイは、幅広い世代にインスピレーションを与えることでしょう。詳細や購入は、公式サイトやAmazonなどでご確認いただけます。
公式サイト:
K-BOOKフェスティバル2025