企画展「石岡瑛子Iデザイン」の概要
島根県立石見美術館で、注目の企画展「石岡瑛子Iデザイン」が2024年12月14日から2025年2月24日まで開催されます。この展覧会は、広告、舞台、映画など多岐にわたる分野で知られるデザイナー、石岡瑛子の生涯の創作活動を中心に構成されています。彼女は1938年に生まれ、2012年に亡くなりましたが、その才能は今もなお多くの人々に感動を与えています。
展覧会の魅力
本展では、1960年代から80年代にかけて石岡瑛子が発表した約500点の作品が集められています。その中には、センセーションを巻き起こしたポスターやCM、アートワークのほか、彼女の手書きのスケッチも含まれます。これらの作品を通して、瑛子が描いてきた「ほんとうの自分力」を「私」として如何に磨き抜くかという信念を感じ取ることができるでしょう。
また、石岡瑛子はチームでの協力も大切にし、写真や映像、イラストなど様々な分野のアーティストたちとのコラボレーションを重ねながら、革新的なビジュアルを生み出してきました。彼女のクリエイティブな旅を追体験することができる展覧会となっています。
開催期間と観覧料
この展覧会は12月14日(土)から始まり、2025年2月24日(月・振休)まで続きます。休館日は毎週火曜日ですが、特定の日にちは開館するため、訪問の計画を立てる際に注意が必要です。
観覧料は一般が1,000円(団体料金800円)、大学生は600円、小中高生は300円ですが、学校利用は入場無料です。また、障がい者手帳をお持ちの方や、その介助者は無料で入場できます。
展覧会関連プログラム
会期中には様々な関連イベントが用意されています。特に注目すべきは、開幕記念として行われるスペシャルギャラリートークです。このトークでは、展覧会の監修者である河尻亨一さんと永井裕明さんが、編集者・作家の視点から石岡瑛子の作品の魅力を伝えます。また、新春のお祝いに提供される金粉浮かべた「福茶」など、特別な体験も用意されています。
さらに、石岡瑛子に対する対話型鑑賞イベント「みるみると石岡瑛子を見てみる?」や、人気のギャラリートークなど、多くのプログラムが実施されます。これらのイベントは全て企画展観覧券が必要ですが、参加費は無料です。
サテライト会場
期間中には、益田の街にサテライト会場が出現し、瑛子がデザインしたポスターや書籍を観覧できます。サテライト会場を周遊し、街全体で彼女の魅力を楽しむ好機です。
石岡瑛子の素晴らしい作品を間近で体験できるこの機会をお見逃しなく。彼女のデザインは今もなお、多くの人々にインスピレーションを与え続けています。