木更津高専研修
2024-09-11 11:39:01

木更津高専の研修会が理科教育をさらに充実させる

木更津高専で理科教育の研修会開催



2024年8月22日、千葉県木更津市に位置する木更津工業高等専門学校(以下、木更津高専)は、令和6年度君津地方教育研究会理科部会の研修会を実施しました。この研修会には、君津地区から集まった理科教諭の皆さんが参加し、充実したプログラムを体験しました。

君津地方理科部会は、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市の理科教員の有志で構成されており、教育の質向上に向けた取り組みを行っています。今回の研修では、実践的な内容が中心となり、教員自身が様々な理科活動を体験することで、理科教育への理解と関心を深めました。

開講された講座内容



当日のプログラムには、以下の7つの講座が用意されました。これらの講座は、小・中学生向けに開発された内容を基に構成されており、教員たちが授業に取り入れる際のヒントになるものです。

  • - ウィンドカーの製作: 風の力を利用して進む車を作成し、物理の原理を学びます。
  • - 無電源ゲルマラジオの製作: 電源を使わずに動作するラジオを作り、基本的な電子工学の楽しさを体感しました。
  • - LEDイルミネーション: 照明技術を学ぶ実習として、参加者は自らLEDを使ったグッズを製作。
  • - 光弾性実験: 光の性質を利用し、ひずみを可視化する実験に挑戦。
  • - ビジュアルプログラミング: プログラミング初心者向けに、視覚的な手法でプログラミングを体験。
  • - 衛星画像による地球環境解析: 環境問題への関心を高めるために、衛星画像を使いながら自然環境を学びます。
  • - すごろくゲームでの気候変動学習: 楽しいゲームを通じて、気候変動について学びました。

終了後のフィードバック



研修会の参加者からは、「学校ですぐに実践できそうな内容で満足」という声が聞かれる一方で、「講義形式に近く難しい部分もあった」との意見も寄せられました。しかし、多くの教員が「子どもたちの好奇心を喚起する良い工作」と評価しており、木更津高専についても理解を深める機会となりました。参加者たちは、依然として現場に役立つ知識を得ることができ、充実した時間を過ごしたようです。

木更津工業高等専門学校について



木更津高専は、1967年に設立され、約57年間で8328名の本科卒業生と735名の専攻科修了生を輩出してきました。多くの卒業生が国内外で活躍しており、本校では創造的エンジニアを育成するための教育に力を入れています。具体的には、広範な教養と国際的視野を持ち、自ら考え取り組む力、創造する力、困難に立ち向かう力を兼ね備えた人材の育成を目指しています。

地域社会との連携を深めることにも重点を置いており、今後も様々なイベントを通じて教育活動を進めてまいります。木更津高専は、未来の技術者を育てる重要な拠点であることを改めて実感させられる研修会でした。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

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