全葬連の新資格制度
2012-03-22 13:03:20

全葬連、安心なお葬式を提供する新資格制度の設立と講習会開催

全葬連、安心なお葬式を提供する新資格制度の設立



日本には多くの葬祭業者が存在し、葬儀に関する技術や知識が求められています。その中で、全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、葬儀に関する新たな資格「全葬連 葬儀事前相談員資格制度」を発表しました。この新制度は、葬儀を行う上での事前相談に特化しており、顧客に安心感を提供することを目的としています。

資格制度の背景



全葬連は、全国58の葬祭事業協同組合から成り立つ日本最大の葬祭専門業者団体です。経済産業省からも認可を受け、葬祭業にかかる技術の向上や透明性の高い価格設定の普及を目指しています。特に、少子高齢化が進む現在、お葬式に対する認識が多様化し、個々の希望に沿ったサービスが求められています。

2011年には、経済産業省が「ライフエンディング・ステージ」の創出に向けた報告書を取りまとめました。その中で、多くの人々が生前に葬儀について関わりたいと考えている一方で、具体的な行動に移せていない実情が指摘されました。このような中で、全葬連の新しい資格制度が設立されたのです。

資格の概要



「全葬連 葬儀事前相談員資格制度」は、以下の条件を満たすことが求められます。
1. 事前相談に対して的確かつ温かみのある対応を提供できること。
2. 資格には、全葬連の一般葬祭専門士資格や葬祭ディレクター技能審査1級を保有していること。さらに、葬祭実務経験が10年以上であること。
3. 外部有識者で構成される資格認定委員会で資格取得が認定されること。
4. 資格の有効期限は3年で、更新が必要であること。

この新資格制度によって、これまでの葬祭業のスキルをさらに高度化し、より専門的かつ人的なサービスを提供できるようになることが期待されています。

今後の展望



全葬連は、この資格制度を通じて、全国の葬儀社における事前相談員の数を増やし、地域の皆様が安心して相談できる葬儀社を選ぶための指標となることを目指しています。これにより、顧客満足度の向上を図り、お葬式に対する不安を軽減することができるでしょう。

講習会の開催



すでに東京では2月27日と28日に認定講習会が開催されましたが、大阪では3月26日と27日に実施されます。これらの講習会は、葬儀事前相談員資格取得に向けた重要なステップとなり、多くの業界関係者にとって新たな知識や技術を学ぶ貴重な機会です。

参加を希望する方は、全葬連の公式サイトから申し込みが可能です。メディア関係者にとっても新たな取り組みを体感できる機会となりますので、ぜひ会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳細情報については、全葬連の公式サイトをご覧ください。今後も、安心で信頼できる葬儀サービスを提供し続けるための活動に期待が高まります。

会社情報

会社名
経済産業大臣認可 全日本葬祭業協同組合連合会
住所
東京都港区港南2丁目4番12号港南YKビル4階
電話番号
03-5769-8701

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