ダイレクトクラウドが新たに提供開始する「コールドストレージ」
株式会社ダイレクトクラウドが、法人向けクラウドストレージサービス「DirectCloud」において、新機能である「コールドストレージ」の正式提供を発表しました。このサービスは、2025年10月29日(水)から利用可能となります。特に長期保存を必要とする重要なデータを、安全にかつ低コストで保管できるサービスとして注目されています。
ストレージ階層化サービスとは?
ダイレクトクラウドでは、ファイルの利用頻度や属性に応じてデータを「ホット」「ウォーム」「コールド」の3つの領域に振り分ける「ストレージ階層化サービス」を展開しています。このサービスは、企業の情報資産管理における運用効率を高め、コスト最適化を実現します。
「コールドストレージ」は、このストレージ階層化サービスの一部として提供され、通常よりも低コストでデータを安全に保存できます。これにより、管理者はデータの重要度や使用頻度に基づいて自動的に最適な保管方法を選定でき、業務運営の負担を軽減します。
コールドストレージのメリット
1. スムーズなデータ移行・復元
「コールドストレージ」では、ホットストレージからコールドストレージへのデータ移行が手動または自動で簡単に行えます。また、コールドストレージからホットストレージへの復元もスムーズに実施可能です。
2. 管理負担の軽減
データの一元管理が容易になり、管理者は手間をかけることなくデータを効率よく管理できます。事前の設定により、ストレージ間でファイルが自動的に移動され、さらなる管理負担を軽減します。
3. コストとセキュリティの最適化
容量不足に悩むことなく、低コストでストレージにデータを保存できるため、企業はホットストレージを追加せずに済みます。特に法的な保存義務がある文書や監査ログを安全に長期間保管することが可能です。
活用シーン
- - 法務・経理部門:契約書や会計記録など法定保存が求められる文書を安全に保存。
- - 建設・製造業:設計図や施工記録をコールドストレージに移行することで、ストレージコストを最大75%削減可能。
- - 研究開発部門:過去の実験や調査結果をコールドストレージに移し、将来的な再分析に備える。
- - オンプレミスからの移行:サイロ化対策や情報漏洩対策を実施しながらコスト削減を図る。
会社概要
ダイレクトクラウドは、東京都港区に本社を構え、2004年に設立された企業です。法人向けにセキュリティポリシーに準拠したクラウドストレージサービスを提供しており、複雑なアクセス権限や情報漏洩対策もスムーズに行えるデータ管理環境を実現します。また、生成AIの活用によりデータの体系的な処理が可能であり、企業のデータライフサイクル管理を包括的にサポートします。これにより、企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための強固な基盤を手にすることができます。
新機能「コールドストレージ」は、ダイレクトクラウドのストレージソリューションに新たな価値を提供し、企業のデータ管理に革新をもたらすことが期待されています。