プロジェクト支援サービス「pj-one」の新機能について
株式会社Roundaは2025年3月31日から、プロジェクト支援サービス「pj-one」で新たに財務起点での分析機能を導入しました。この機能は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進やシステム構築を含む広範なプロジェクト管理を支援するものとして、企業の経営上の財務課題を“プロジェクト”として処理・管理できるような仕組みを提供しています。
新機能の概要
「pj-one」に新たに追加された機能のポイントは以下の通りです。
1. 財務データの自動整理と可視化
企業はPL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CF(キャッシュフロー計算書)といった財務データをExcelでアップロードできます。これにより、複雑な表計算や専門知識を必要とせずに、コストや収支の状況を一目で把握できるグラフや指標を自動生成します。
2. 指標の傾向分析と原因特定
売上や利益率の推移を可視化し、異常値や急激な変動要因を迅速に特定できます。これにより、企業は経営判断を迅速に行えるようになります。
3. アクション提案とリアルタイムQ&A
大規模な言語モデル(LLM)を活用し、分析結果に基づく最適な経営アクションが提示されます。気になる指標や疑問については、チャット形式で即時応答し、柔軟に検証を進めることが可能です。
4. ファイル出力とプロジェクト管理への連動
分析結果をレポート形式で出力することができ、財務課題が明確になった段階で新たなプロジェクトを起案、タスクを連携させることが容易になります。
機能追加の背景
企業が財務上の課題に直面した際、それをどのように解決に導くかは常に難しい問題です。社内の異なる部門をうまく巻き込むための管理手法の必要性が高まってきました。「pj-one」は、こうした理念のもとでプロジェクト管理支援ツールとしての役割を果たすことを目指しています。
マネジメントの課題に対処するために、数値化や分析が自動的に行われる仕組みを構築した結果、経営課題を具体的なプロジェクトとして切り出すことが可能となります。この新機能により、企業全体のROI向上や迅速な経営判断の実現が期待されます。
「pj-one」のメリット
「pj-one」の導入により、以下のメリットが享受できます。
1. 人×LLMによる迅速な課題解決
専門家を大規模に必要とせず、生成AIによって客観的な分析を行うことができます。重要な意思決定は人の判断に基づきつつ、データ処理や原因分析をAIに任せることで、柔軟性とスピードを向上させます。
2. 経営課題の一元管理
経営状態の理解から課題の特定、プロジェクト化までを統合的に実行することができ、属人化を防ぎ、経営者と現場のスムーズな連携を促進します。
3. 低コストかつ一貫した精度
従来のコンサルティングや複雑なソフトウェア導入に比べ、初期投資を低く抑えつつ、常に高い分析品質を確保します。一度生じた疑問にも即座に対応できるため、持続的なPDCAサイクルの実行が可能です。
今後の展望
Roundaは「pj-one」を基盤として、企業が抱えるあらゆる課題をプロジェクトとして解決する新たなフレームワークを単発的に整備する方針です。DXプロジェクトだけに留まらず、財務の改善や新規事業開発まで幅広く対応し、企業の生産性と成果を向上させる支援を行います。今後も業界特化型のテンプレートや機能強化を図り、より多様なニーズにお応えしていく所存です。
会社概要
株式会社Roundaは「情報格差のない未来を創る」をミッションに掲げ、必要な情報を適切に届けるために知恵を絞り、テクノロジーを用いて事業を展開しています。所在地は東京都渋谷区、データコンサルティングや生成AIの導入支援などを手掛けています。
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