システムインテグレータとLTSが共同で新たな診断サービスを開始

新サービスの登場

株式会社システムインテグレータが株式会社エル・ティー・エス（LTS）とともに新たなサービス「Fit to Standard 適応力診断サービス」を発表しました。このサービスは、企業の変革に必要な適応力を可視化し、ERP（Enterprise Resource Planning）導入のアプローチを見極めることを目的としています。

サービスの概要

最近では、基幹システムを見直す「Fit to Standard」を基にプロジェクトを進める企業が増加しています。しかしこのプロジェクトを成功させるためには、組織の変革に対する適応力と、関係者間の合意形成が不可欠です。本サービスでは、各ステークホルダーの考えや課題を集約し、「Fit to Standard」の下でプロジェクトを進める際の可能な障害や、各組織に適したIT導入の方法を診断することができます。また、パッケージ導入を考える企業に向けて候補となるパッケージの例も紹介します。

何が背景にあったのか

システムインテグレータとLTSは、2025年10月からERPコンサルティング領域に関する戦略的な協業を進めています。この新しいサービスは、その第一歩となります。LTSは複数のERPを活用した中立的な戦略を提案し、システムインテグレータはその経験をもとに、国産ERP「GRANDIT」や海外ERP「SAP Cloud ERP」といったシステムを組み合わせた最適な導入診断を行います。このサービスは主に中規模から大規模企業を対象としており、M&Aや事業拡大を進める企業に適したシステム統合のアプローチを提供することを目指しています。

診断の流れ

この診断サービスは、おおむね1ヶ月を見込んで行われ、以下のステップで進行します：
1. 初回ヒアリング：ビジネスモデルや現在のプロジェクト状況についてのヒアリングを行います。
2. アンケート調査：プロジェクトの進行メンバーや経営陣にアンケートを実施し、対象者からの意見を収集します。
3. 集計・分析：アンケート結果をもとにデータを集計し、分析を行います。
4. 報告ディスカッション： gathered dataから作成された報告書をもとにディスカッションを行います。

診断内容

診断では、組織の変革に対する許容度、プロジェクトの難易度、そして各キーマンの考えや方向性の一致度を評価します。また、ERPパッケージを選定する際のビジネスモデルや業務パターンも確認し、候補パッケージを選定する際の判断材料とします。

会社情報

企業情報として、株式会社エル・ティー・エスはデジタル時代のパートナーシップを強化し、お客様の変革実行能力を高めるコンサルティングを手掛けています。一方、システムインテグレータは30年以上の経験をもとに、自社開発のERPソフトウェアを通じて企業の業務効率向上を目指しています。

今後も両社の連携で、企業の変革を支援する革新的なサービスの提供が期待されます。