大阪市による青カビとプベルル酸の公文書非公開決定
株式会社薫製倶楽部が令和8年8月13日にした公文書公開請求において、大阪市は青カビ由来のプベルル酸と製品中のものが「同一物質であると推定」されるとの回答を行いましたが、その詳細な分析記録に関しては「作成又は取得した記録はない」との結果が出されました。
公文書公開請求の背景
同社の公開請求は、大阪市の第3回食中毒対策本部会議で提示された資料を基に、青カビ(
Penicillium adametzioides)から検出されたプベルル酸が、その後製品にも含まれているかどうかを確認するために行われました。解析には、以下の三つのステップが求められるとしています:
1. 青カビ株のプベルル酸産生確認
2. 青カビ由来と製品中のプベルル酸の同一性確認
3. 両者の因果関係の証拠提示
この過程を経なければ、青カビが発生源であるとする結論は成立しないと考えられます。さながら、科学的な検証が必要不可欠です。
大阪市の回答内容
最初の分析記録に対する大阪市の回答では、「青カビの産生物からプベルル酸を検出した事実はあるが、その比較分析を示す文書は存在しない」と述べられました。具体的には、青カビ株が産生するプベルル酸と製品中のそれとの同一性を確認した記録がないということです。
この通知は、プベルル酸の同一性判断が推定に基づくものであり、科学的な検証の手続きを経ていないことを示しています。一般的には同一性を証明するには、保持時間の一致や質量分析、NMR(核磁気共鳴)による比較が必要です。
今後の展開
薫製倶楽部は、この結果を受け、さらなる情報を得るために大阪市保健所長宛てに数件の文書公開請求を行っています。これに対する回答を待っている状況です。
同社の質問書や最終要求書における回答期限も設定されており、これらの文書がどのような形で結果に結びつくのか、注目が集まります。
本リリースの重要性
このリリースでは、大阪市からの公文書に基づく情報をお伝えしていますが、科学的な知見の存在の有無を問うものではありません。重要なのは、あくまで公文書の保有の有無に関する大阪市の見解であり、食品の安全性に関わる重要な問題として認識されます。今後の進展が気になるところです。
会社情報
株式会社薫製倶楽部は岡山県都窪郡早島町に拠点を構え、薫製食品の製造販売を行っています。代表取締役の森雅昭氏は薬剤師としても活動しており、食の安全に対する強い意識を持っています。
枠組みが整った中で、この企業が追求する食品の信頼性と安全性が、今後の課題となるでしょう。そして、公式LINEアカウントを通じて、紅麹文化の名誉回復に向けた活動も続ける意向が示されています。