ロームの新しい汎用モータドライバICの登場
ローム株式会社が新たに開発した汎用モータドライバIC「BD60210FV」と「BD64950EFJ」は、冷蔵庫やエアコンなどの白物家電から、さまざまな産業機器まで広範な用途に対応しています。この新製品は、特にDCブラシ付きモータの駆動に特化しており、今後の民生機器や産業機器の進化に寄与することが期待されています。
多様な駆動方式に対応
「BD60210FV」は、Hブリッジ2回路を搭載し、2台のDCブラシ付きモータまたは1台のステッピングモータを同時に駆動可能です。効率的なダイレクトPWM制御を採用することで、設計のシンプルさと省スペース化を実現しています。また、昇圧回路が不要なため、外部部品を削減し、コストの低減にも繋がります。
「BD64950EFJ」は、Hブリッジ1回路を備えており、ダイレクトPWM制御だけでなく、定電流PWM制御にも対応しています。これにより、高電圧モータ(最大40V)の効率的な駆動が可能で、発熱を抑える低オン抵抗設計も特徴です。特に電動工具や自動ドアなど、さまざまな業界での応用が見込まれています。
省電力の実現
新しいモータドライバICの最大の特徴は、その低スタンバイ電流です。通常時の電流はなんと0.0μAから最大でも1.0μAと、著しく省エネを実現しています。これにより、家電製品の待機状態における電力消費を大幅に抑えることができ、エネルギー効率の向上につながります。
新製品の入手方法
これらのモータドライバICは、すでに量産を開始しており、価格は300円(税抜)で提供されています。また、インターネットを通じての販売も行われており、「チップワンストップ」や「コアスタッフオンライン」での購入が可能です。さらに、開発者向けには評価ボード(BD60210FV-EVK-001、BD64950EFJ-EVK-001)も用意されており、アプリケーションの設計構築に役立つでしょう。
進化するDCブラシ付きモータの市場
最近、民生機器や産業機器における電動化が進展し、DCブラシ付きモータの需要が急増しています。この背景には、省エネルギーへの関心の高まりがあります。ロームは「BD60210FV」と「BD64950EFJ」の導入により、さらなる設計効率とコストダウンを実現し、業界全般のニーズに応えています。
まとめ
ローム株式会社の新しいモータドライバICは、白物家電および各種産業機器において、電動化と省エネを実現するための強力なソリューションを提供します。新たな技術を採用したモータドライバICの登場は、今後の家電製品や産業機器の進化に大きな影響を与えると考えられます。ロームの技術革新によって、私たちの生活はさらに快適で省エネルギーなものとなるでしょう。