KLab、学会で研究発表
2025-03-12 11:52:14

KLabが国際学会AISTATS2025で優れた研究成果を発表

KLab、AI分野の国際会議にて論文採択



KLab株式会社は、当社の機械学習グループが執筆した論文が、人工知能分野で権威のある国際学会「AISTATS (Artificial Intelligence and Statistics)2025」に採択されたことを発表しました。この論文は、2025年5月にタイ・プーケットで開催される学会で発表される予定です。

採択された論文について



論文の題名は「Stochastic Gradient Descent for Bézier Simplex Representation of Pareto Set in Multi-Objective Optimization」です。この研究は、多目的最適化においてAI開発の効率を大幅に向上させるための新しい手法を提案しています。近年、AIはゲーム産業などさまざまな分野での採用が進んでおり、KLabも九州大学やカーネギーメロン大学と連携して、AI技術の研究開発に尽力しています。

AI開発の課題



AI開発においては、従来の手法ではスーパーコンピュータを用いて数ヶ月にわたり、大量の試行錯誤を重ねる必要がありました。これにより、開発のスピードが遅れ、変化の速い市場に適応しきれない課題が生じていました。特に最もリソースを消費するプロセスである「モデル選択」を効率化することが求められています。

提案手法の概要



本論文では、AIモデルの学習過程を「降下曲線」として表現し、これをすべてのAIモデルの学習過程を表す「降下超曲面」に拡張するアプローチを採用しました。これにより、単一の学習過程を一度にすべてのモデルに適用することが可能となり、学習効率が大幅に向上します。従来の手法がAIモデルの学習をブラックボックスとして扱い、効率化が難しかった点を改善しました。

提案手法は、頻出の最適化問題に焦点を当て、その性質を活用することによって、最適なモデルへの収束を理論的に保証することもできます。これにより、AI開発のさらなる進化が期待されます。

AISTATSについて



AISTATS(Artificial Intelligence and Statistics)は、AI分野における最も権威ある国際学会の1つであり、世界中から多くの研究者が参加します。今年度は1861本の論文投稿があり、その中から583本が採択され、採択率は31.3%となっています。この競争の激しい学会での採択は、KLabの研究が評価されている証と言えるでしょう。

KLabは今後もAI技術の進化を追求し、ゲーム産業における新たな価値を創出することに努めてまいりますことで、ユーザーにワクワクする体験を提供し続けていく所存です。KLabの取り組みや研究成果については、今後も目が離せません。

参照リンク



記載されている会社名や製品名は各社の商標または登録商標です。


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会社情報

会社名
KLab株式会社
住所
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー22階
電話番号

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