ASUS IoTが発表した新型エッジAIコンピュータ
ASUS IoTは、最新のNVIDIA Jetson Orinプラットフォームを搭載したエッジAIコンピュータの新モデルを発表しました。この新しいコンピュータには、モデルPE1102N、PE1101N、PE1100Nが含まれ、生成AIの性能向上を実現するスーパーモードが搭載されています。
スーパーモードによるパフォーマンス向上
新たに実装されたスーパーモードでは、NVIDIA Jetson Orin NXモジュールを使用することで、最大157 TOPS(スパース)という驚異的な性能を発揮します。このエッジAIコンピュータは、AI処理の効率を最大限に引き出し、生成AIモデルのパフォーマンスを最大2倍に向上させることが可能です。
具体的には、AI TOPSの向上により、大規模言語モデル(LLM)や視覚言語モデル(VLM)など、様々なモデルが使用可能になります。さらに、Hugging Face TransformersやNVIDIA TensorRT-LLMといった一般的な機械学習フレームワークに対応しているので、エッジアプリケーションやロボット工学など、幅広い分野での活用が期待されています。
改善されたデータ処理と接続性
ASUS IoTのエッジAIコンピュータは、コンパクトでありながら高い汎用性を備えています。スマートシティのパーキングやトラフィック分析、車載用途およびスマート物流など、多彩な利用シーンでのデータ処理が大幅に強化されています。これらのモデルは、スピードやセキュリティを向上させるだけでなく、トータルコストの削減にも寄与します。
さらに、頑丈な構造で設計されており、幅広い温度範囲で安定したパフォーマンスを発揮します。これにより、屋外での使用でも高い効率が期待できます。
最新のJetPack 6.2 SDKに対応
新しいスーパーモードは、適切なSDKをダウンロードすることで利用可能になります。最新のNVIDIA JetPack 6.2 SDKには、Linux Kernel 5.15やUbuntu 22.04に基づくシステムが含まれています。この新しいリリースにより、Jetson Orin NXおよびOrin Nanoシリーズは、さらなるハイパフォーマンスを実現します。
JetPack 6.2には、CUDAやNVIDIA TensorRT、NVIDIA Deep Learning Acceleratorなど、重要なコンポーネントが含まれており、生成AIモデルの推論性能を最大限引き上げます。
まとめ
ASUS IoTの新しいエッジAIコンピュータは、性能と耐久性に優れたデザインを兼ね備え、今後の技術革新に大きく寄与することが期待されます。詳細な製品情報や価格に関心がある方は、ASUS IoTの国内正規代理店にお問い合わせください。AIとIoTの未来を一緒に切り開きましょう。