freecracyが東南アジア市場に向けて次世代SNS「freeC」を展開
freecracy株式会社は、専門スキルを持つ人材に向けた次世代の仕事プラットフォーム「freeC」について、総額1,550万円のエンジェルラウンド資金調達を完了した。資金は、起業家の森田氏と藤川氏、さらにはデジタルハリウッド株式会社から調達されたもので、この資金を活用して2018年9月からベトナムでのβ版サービスのマーケティング及び機能強化を行っていく予定だ。
freeCの目的と展望
「freeC」は、就職やクラウドソーシングを中心としたSNS型プラットフォームであり、高度な専門知識を持つ人々が利用できるように設計されている。これまでバラバラだった就職情報やイベント、クラウドソーシングの案件が一つのプラットフォームに集約され、個人の興味や専門性に基づいて情報をカスタマイズして受け取ることが可能だ。この新たなアプローチにより、東南アジア市場特有のニーズに応えることを目指している。
CEOの国本氏はいわく、東南アジアでは専門的なスキルを持つ人材の需要が高まりつつあり、彼らが自分に合ったワークスタイルを見つけるための次世代プラットフォームが必要であると述べている。また、今後は日本企業と東南アジアの人材を結びつけることにも注力し、日本では不足している専門職のマッチングも視野に入れている。
freeCのユニークな特徴
具体的には、freeCのプラットフォームでは以下のような特徴が挙げられる:
- - ユーザーには興味や専門性に合った情報がリアルタイムで提供される。
- - ユーザーは、過去の履歴書やメールを使わずに簡単に応募ができる。チャット機能や動画を通じたスムーズなコミュニケーションが実現。
- - 企業は自社のカルチャーや職場の雰囲気を伝えるために、特別な企業ページを作成し、ユーザーとのコミュニケーションを資産化することができる。
特に、将来的にはネイティブアプリへの移行を考えており、現地のスマホ環境に配慮したユニークなUI/UXの設計が進められている。上記の特徴から、freeCの利用者は「今すぐ転職」を考えているわずか10%の層ではなく、90%の潜在的な利用者に焦点を当てている点が他のプラットフォームとの差別化要因になるだろう。
代表者の経歴
freecracy株式会社を率いる国本氏は、オクラホマ州立大学卒業後、コンサルタントとして大手企業にて経験を積み、東南アジアでの事業運営を経て独立した経歴を持つ。自らの理想とするプラットフォームを実現するために多くの経験を生かし、ここに至る。国本氏のビジョンに基づき、freeCは次世代のビジネスSNSとして大きな可能性を秘めている。
まとめ
freecracyが「freeC」プロジェクトを進めることで、東南アジアの高度な人材と日本の企業の架け橋となることが期待される。今後の進展に注目が集まる中、資金を活用したサービスの充実がどのように実現されるのか、引き続き監視していきたいと思う。