5月病に警鐘!心の不調と向き合うための実態調査
毎年恒例の5月は、こころの健康において特に気を付けるべき時期です。一般社団法人徳志会が実施した最新の調査によると、約55%の全国の社会人がこの時期に何らかの心の不調を感じていることが明らかになりました。これは新年度の緊張感が薄れ、日常生活に戻る中で、さまざまなストレスが影響しているからです。ここでは、調査結果をもとに、5月病とその対策について考えてみましょう。
1. 5月病の実態とは
新年度に向けた慌ただしい生活から、一息ついたところで心の不調が表面化することが多い5月。新入生や新社会人、異動によって新たな環境に適応しなければならない中、多くの人々が「仕事に行きたくない」「朝起きるのが辛い」と感じることがあると報告されています。このような状態を指して「5月病」と呼びます。
1.1 調査概要
今回の調査は2025年4月1日から15日までの間に行われ、全国の社会人を対象に実施されました。有効回答数は400件で、インターネットを通じて集められました。
2. 調査結果
調査の結果、以下のような事実が判明しました。
- - 約55%が心の不調を経験:調査対象者のうち、約半数以上が5月に心の不調を経験したと回答。
- - 主な症状:「仕事が嫌」と感じた人や「気力が出ない」と答えた人が多数。
- - 不調の理由:「人間関係」や「慣れない仕事」が心のストレスとなっていることが判明。
- - 退職の決意:5月に心の不調を感じたうち、約27%が退職を検討した経験があると回答。
- - うつ病の発症:5月に心の不調を感じた人の中で、なんと約1割が実際にうつ病を発症していることも分かりました。
3. メンタルヘルスケアの重要性
この調査結果から、5月に心の不調を感じる人が多いことがわかりました。新しい環境への適応が求められる今こそ、心身ともに健康を保つための対策が必要です。
3.1 早期の相談がカギ
強いストレスを抱えていると、心の健康に深刻な影響を及ぼす恐れがあります。そのため、気になる兆しがあれば、早めに心療内科や精神科のクリニックに相談することが推奨されています。カウンセリングを受けることで、心の状態を正確に把握し、適切なサポートを受けることができます。スムーズな対応が、自身のメンタルヘルスの改善につながるでしょう。
4. リクルート情報と今後の展望
一般社団法人徳志会では、2025年5月に柏院がオープン予定であり、業績拡大に伴い、新しい仲間を募集中です。医療体制を見学する機会も設けており、興味のある方は当会の求人ページをぜひご覧ください。
5. まとめ
5月がこころの健康に与える影響は無視できないものであり、特に新年度に伴うストレスが原因となっています。心の不調を感じた実際のデータをもとに、皆さんが自分自身のメンタルヘルスに気を配るきっかけとなれば幸いです。ストレスのサインに耳を傾け、必要な支援を得ることが、未来の心の健康を守るために非常に重要です。