スペースシードホールディングスがクアラルンプールでのSFC2026に参加
2026年4月、マレーシアのクアラルンプールで開催された『Sustainable Food Camp 2026』(SFC2026)に、スペースシードホールディングス株式会社が参加しました。代表の鈴木健吾博士は、世界各国の業界リーダーや政策立案者、研究者、フードテックスタートアップとの交流を深め、特に発酵技術やロンジェビティ(長寿)に関する未来のASEAN市場への実装可能性を模索しました。
SFC2026は、Sustainable Food Asia(SFA)主催で、約150名の参加者と120社が集い、ESG(環境・社会・ガバナンス)に基づいたビジネス実現に向け討議が行われました。今年度は、機能性食品による非感染性疾患(NCD)予防や食料システムの循環性、栄養公平性といった重要なテーマが取り上げられました。
SAKESOME™:発酵から生まれた機能性ナノ粒子
スペースシードHDの子会社、リジェネソーム株式会社は、発酵技術を駆使し、日本酒由来の機能性ナノ粒子「SAKESOME™」の研究を進めています。この技術は、2026年に急成長が見込まれるASEAN市場への展開を目指しており、SFC2026では東南アジア諸国に向けた機能性製品導入に関する協議が行われました。
SAKESOME™は、日本の伝統的な発酵文化と先端のナノ粒子科学を結ぶ、新たなバイオ機能性素材として期待されています。特に、マレーシア、インドネシアなどの市場において、SAKESOME™を使用した健康食品やサプリメントの開発が注目されています。
また、プレミアム食用米である「郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition」にもSAKESOME™が使用されている他、リジェネソーム社の「サイセイラボ」ブランドからもエルゴチオネインを含むサプリメントが販売されています。
Dr. KengoブランドによるNCD対策
鈴木博士は、「Dr. Kengo」ウェルネスブランドのビジョンも紹介しました。このブランドは、ASEAN地域で増加する糖尿病などのNCDに対処するため、科学に基づく機能性食品やサプリメントを展開し、健康的な生活を送るためのサポートを目指しています。
世界保健機関(WHO)によると、NCDは死亡原因の約55%を占め、特に東南アジアでは食生活の変化や健康的な選択肢の不足が影響しています。「Dr. Kengo」は、発症前の一次予防に重点を置き、リスク低減に寄与することを目的としています。
SFC2026では、Malaysian Child & Family Nutrition 2023–2030につながる施策やハラル対応製品への取り組みについても話し合われました。
グリーン発酵の提案
さらに、SFC2026では「グリーン発酵」にも言及しました。これは、微細藻類を利用し、効率よく高付加価値な製品を生み出す方法です。インドネシアでは、このグリーン発酵を活用した製品の展開を検討しており、地元のバイオマスを使用し、持続可能な発酵技術としての可能性が期待されています。
鈴木博士は、再生可能エネルギーや地域の素材、伝統的な発酵技術を融合させ、ASEANやグローバルなハラル市場に向けた製品開発を目指しています。具体的には、インドネシアのフードテック企業や製造パートナーとの連携を進めることで、共同事業や規制対応の方針が話し合われました。
未来の健康と永続性のために
スペースシードHDは、SFC2026での経験を通じて、発酵・ロンジェビティ技術がASEANの健康や持続可能性の課題を解決する力があることを再認識しました。今後は、Sustainable Food Asiaやその他のパートナーネットワークと連携を維持し、2026年中に具体的なパートナーシップや市場参入の計画を立てることを目指しています。
スペースシードホールディングスの使命
スペースシードホールディングス株式会社は、東京港区に本社を構え、「SFをノンフィクションに」を掲げるディープテックベンチャーです。彼らは、発酵技術に関連する研究や新事業の創出を行い、2040年までに人類が宇宙に住むための技術を結集することを目指しています。
さらに、リジェネソーム株式会社は、加齢に関連した課題への取り組みを進め、FUNCTIONAL FOODSの領域での革新を成し遂げることを目指しています。Sustainable Food Camp 2026への参加を通じて、スペースシードHDはASEAN地域へ有望な健康ソリューションを提供する道を着実に踏み出しています。