滋賀の魚体験イベント
2024-08-20 15:11:14

海なし県滋賀での魚の秘密を探る体験イベントが開催されました!

海なし県滋賀の魚の秘密に迫る



滋賀県は海に面していないにもかかわらず、どうして美味しい魚が食卓に並ぶのでしょうか。この疑問を解決するため、一般社団法人海と日本プロジェクトin滋賀県は、滋賀県の小学5年生を対象に「食卓から未来のうみを守り隊4」という学習体験イベントを開催しました。このイベントは、2024年の7月30日から8月6日までの3日間にわたり実施されました。

食の道を探る



イベントのテーマは「海なし県滋賀でなぜおいしい海の魚が食べられるのか」。このテーマのもと、滋賀県内と三重県の海を舞台に、私たちの食卓に並ぶまでの「食の道」を学びました。まず、初日は大津市公設地方卸売市場での産地調査から始まり、海の魚がどんな流通経路を経て滋賀に到着するのかを理解しました。多くの魚が国内外から運ばれてきている現実を知り、小学生たちは驚きを隠せませんでした。

魚を知る



イベントでは卸売市場の堀内さんや株式会社マリングレイスの田中社長から、魚の流通プロセスについての講義も受けました。魚を新鮮に保つための技術や、漁師がどのようにして魚を扱い、食卓に届けるかを学ぶことができました。また、魚が食卓に並ぶまでの過程を自ら見たり体験することで、より深い理解を得ることができました。

昔のシステムと文化



午後からは滋賀県立琵琶湖博物館に移動し、古代の流通システムと当時の保存技術について学びました。子どもたちは丸子船の存在や、冷蔵庫がなかった時代の保存方法に驚き、発酵や燻製などの昔の食文化に触れる機会にも恵まれました。昔の人々がどのように魚を保存してきたのかを学びながら、伝統的な食べ物にも挑戦し、好奇心を刺激された様子でした。

海の現状を考える



二日目には三重県に足を運び、三重県外湾漁業協同組合の小林さんから漁業の現状について説明を受けました。水温上昇による漁獲量の変化や漁師の数の減少など、海の環境に対する課題について子どもたちは真剣に考えました。実際の漁港では、かつお漁を体験し、漁の流れを理解する良い機会となりました。

養殖業の重要性



須賀利漁港では、真鯛の養殖についても学びました。養殖場での鯛の育て方や、魚の健康を維持するための工夫などを知った子どもたち。真鯛ごはんの素とのコラボ商品制作のプログラムでは、パッケージデザインにも挑戦し、学びの成果を形にしました。

流通の現場を体験



最終日には、コープしがでの流通体験が待っていました。新鮮な魚がどのように扱われているかを見学し、提供方法や販売の工夫を理解しました。子どもたちが実際に体験することで、食卓に並ぶ魚の流通経路を実感できたのです。

感想と振り返り



イベントを通して、子どもたちは海と魚、そして食卓のつながりを深く理解することができました。参加者からは「魚の流通が様々だと分かった」「魚をいただくことに感謝を思った」といった感想が寄せられ、彼らの心に新たな視点がもたらされました。滋賀県に住む私たちが、どのようにしておいしい魚を楽しんでいるのか、その背景にある海との結びつきについて考える貴重な体験となりました。

このように、海が遠くても、滋賀県の食卓には多くの海の恵みが息づいていることが分かりました。未来に向けて、海を守るために私たちができることを考え、行動へとつなげていきたいですね。


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会社情報

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海と日本プロジェクト広報事務局
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東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

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