「文藝春秋」八月特大号:昭和の光と影、そして豊田章男会長の告白
2024年7月10日発売の『文藝春秋』八月特大号は、来年2025年に迎える「昭和100年」を記念した総力特集「昭和100年の100人 ‐激動と復活編‐」が掲載されます。昭和元年から高度経済成長期までの激動の時代を、100人の忘れがたい人物とともに振り返り、昭和の光と影を浮き彫りにします。
特集では、昭和の時代を彩った政治家、経済人、文化人、スポーツ選手など、様々な分野で活躍した人物たちの貴重な証言やエピソードが紹介されます。 戦争、高度経済成長、そして時代の変化の中で、彼らがどのように生き、何を考え、どのような影響を与えてきたのか、貴重な記録を通して改めて考えてみましょう。
今号のもうひとつの目玉は、認証不正問題で揺れるトヨタ自動車の豊田章男会長への独占インタビューです。 会見では語られなかった本音を赤裸々に語り、メディアに犯人捜しされる前に自首した理由や、現場との関係性、そして創業者の豊田喜一郎への強い思い入れなど、これまで明かされなかった会長の素顔が垣間見えます。
さらに、アニメ界のレジェンドである辻真先氏が、手塚治虫と鳥山明の仕事術を語り尽くす特別編も掲載されます。 二人の大天才の仕事の秘密や、創作に対する情熱が明らかにされます。
その他にも、総裁選、医療改革、東京大学五月祭講演録、大阪万博、そして「日本人へ」250回記念など、読み応えのある記事が満載です。 文藝春秋八月特大号は、時代を深く理解するための貴重な資料となるだけでなく、現代社会を考えるためのヒントを与えてくれるでしょう。
豊田章男会長、認証不正の真相を語る
トヨタ自動車は、今年6月に発覚した認証不正問題で大きな揺れ動きを見せています。同社の傘下であるダイハツに続いて本体でも不祥事が発覚したことに対し、豊田会長は「ブルータス、おまえもか」と語ったとされています。
文藝春秋の独占インタビューでは、豊田会長は「世界でいちばん厳しいテストをやればいい」「現場は会長の私に本音など言わない」「私は半分女性脳だから創業者の喜一郎に夢中」など、これまで語られることのなかった本音を明かしています。
会長自身も「暗~い決算会見」になった理由について触れ、認証不正問題に対する自身の責任感と、今後のトヨタ自動車の展望について語っています。
このインタビューは、トヨタ自動車の現状と、今後の企業としてのあり方について考える上で非常に重要な内容となっています。
文藝春秋八月特大号:気になる記事をチェック!
・総裁選に出ますか?小林鷹之 × 宮崎哲弥・青山和弘:今後の政治情勢を占う重要な対談。
・リフィル処方箋からの医療改革:中室牧子:医療現場の課題と改革への提言。
・【東京大学五月祭講演録】「もっと対立や嫌悪を」成田悠輔:若手経済学者による刺激的な提言。
・【日本の顔インタビュー】「大阪万博はコミュニティを忘れるな」山本理顕(建築家):万博の意義とこれからの都市デザインについて。
・【「日本人へ」250回記念(承前)】「『翔ぶが如く』を読む」塩野七生:歴史家による歴史小説の考察。
・あゝ、昭和の文化が懐かしい」北村薫 × 宮崎美子・穂村弘:昭和の文化を懐かしむ鼎談。
・名建築の家主になる」山下和美 × 鈴木京香:建築と暮らしについて。
・健康診断は宝の地図だ」伊藤大介(総合診療医):健康管理の重要性を説く。
・【有働由美子対談(67)】水谷隼(元プロ卓球選手):スポーツ界のレジェンドの貴重なインタビュー。
・【秋元康ロングインタビュー⑧】あいつばかりがなぜ、モテる?:音楽プロデューサーによる人間関係論。
・【お笑い社長繁盛記⑦】「SMAP育ての親と秘密の晩餐」太田光代:芸能界の裏側を語る。
文藝春秋八月特大号は、様々な分野の第一線で活躍する人々の知見と経験が詰まった、読み応えのある一冊となっています。