京丹波町が挑む食の魅力
京丹波町はこの度、合併20周年を迎えるにあたって、食の魅力を活かした新しい商品を発表しました。フードバレー構想を基に、地域の生産物を大切にし、町の特性を生かした記念商品が誕生しました。これらの商品の販売は、町内の各事業所や道の駅、さらに各種イベントでも行われる予定です。
1. 霧波(有限会社長老)
まずご紹介するのは、有限会社長老が手掛ける純米酒「霧波」です。この商品は、丹波霧をイメージした純米酒で、長老山系の地下水を使用して作られています。これにより、まろやかでフルーティーな味わいが楽しめます。この酒蔵は明治36年から地酒づくりを行っており、京都・長老ヶ岳の麓に位置することで、特別な味を生み出しています。発売日は4月21日を予定しています。
2. 京丹波ぎょうざ(株式会社岸本畜産)
次にご紹介する「京丹波ぎょうざ」は、株式会社岸本畜産が製造しています。「京丹波ぽーく」と地元で生産された京丹波ラデッシュやキャベツを使用し、にんにくを使わず、それぞれの素材の味を大切にした逸品です。おすすめの食べ方は塩ぽんずでさっぱりと楽しむこと。発売日は未定ですが、4月下旬に予定されています。
3. 京丹波バターチキンカレー(有限会社みずほファーム)
最後は有限会社みずほファームから届く「京丹波バターチキンカレー」です。こちらのカレーには、看板商品の葉酸たまごをはじめとする多様な卵が使用されており、トマトベースの濃厚なカレーソースとスパイスの香りが特徴です。鶏肉はヨーグルトとスパイスにじっくり漬け込み、柔らかくてジューシーです。発売は6月以降を予定しています。
フードバレー構想によるまちづくり
京丹波町は、自然環境と農地の保護を重視し、食を通じたまちづくりを進めてきました。古くから交通の要衝として知られ、丹波高原の自然が人々の心を癒やし、豊かな食文化を育んできたこの地域には、「豊かな食」を生むための恵まれた条件があります。このフードバレー構想は、農業、観光、情報、産業を連携させ、町の魅力を高め、活力を生み出そうとするものです。
京丹波町の食品文化の魅力
京丹波町は、京都府の中央部、丹波高原の上流に位置し、豊かな自然が育んだ美味しい特産品に恵まれています。「丹波霧」により瑞々しい農作物が育まれ、「京丹波栗」や「黒豆」、「丹波松茸」など、多様な特産品が地域の誇りです。さらに、京丹波町は豚肉の生産も盛んな地域であり、「京丹波ぽーく」はその質の高さで知られています。この町は、ところどころに農業の息吹が感じられる、まさに“食の宝庫”です。
地域を超えたコミュニティの形成へ
このように、京丹波町は「GREEN GREEN」をキーワードに掲げ、地域を超えたつながりを大切にしながら、さらなる発展を目指しています。2023年10月にはタウンプロモーション方針を発表し、国際的にも地域の魅力を発信していく意欲を示しました。これからの京丹波町のさらなる活躍に期待が高まります。