フードロスレストラン HIROSHIMA レポート
2023年10月1日、広島市中工場で「FOOD LOSS RESTAURANT HIROSHIMA supported by 広島ガス」が開催されました。このイベントは、食品ロス問題への関心を高めることを目的としており、広島ガス株式会社や株式会社フレスタなどの地元企業が中心となっています。
約30名の参加者が選ばれ、特別に設営された野外レストラン形式でオリジナルメニューが提供されました。提供されたメニューは、旬の食材を有効活用しながら、家庭で再現できるレシピも順次公開されるとされています。
イベント当日の流れ
参加者はまず広島市中工場を見学し、最新の技術が整ったごみ処理施設を学びました。見学後は、会場の中工場2階に移動し、特設されたレストランでの食事が展開されました。メニューは広島で活動するフードコーディネーターや栄養士、コピーライターで構成される「株式会社リプロ」が中心となって考案しています。
提供されたメニュー
1.
オードブル
- 廃棄されがちな魚「チヌ」を使用した「未利用魚のお好み焼き Produced by ZACO project」
- 豆腐や野菜を使った「端っこ野菜と豆腐のカラフル焼き ジェノバソースのせ」
2.
スープ
- 鯛のあらとエビの頭を使った出汁と根菜ともち麦を加えたスープ。
3.
メイン
- 色々なお肉と野菜を使用した「色々お肉の鶏むねロール 彩り野菜添え」
4.
デザート
- 完熟バナナと米粉を使った「バナナと米粉のパウンドケーキ 梨のコンポート添え」
各料理には、フードロス問題に関する意識を促すコンセプトがあり、参加者はこれらのメニューを楽しみながら学びました。
参加者の感想
参加者からは「家庭の余った食材を使うアイデアが得られた」との声や、「味がフードロス食材だとは思えなかった」との驚きの声が上がりました。特に、不要になりがちな食材が魅力的な料理として提供されたことに感動した人が多かったようです。
例えば、40代の夫婦は「食品ロス削減について考えるきっかけになった」と話し、20代の女性は「普段の買い物に対する意識が変わった」と述べています。また、男性参加者はフードロスの重要性を深く考える良い機会となったと感想を述べていました。
今後の展望
この活動は、広島市による「広島市食品ロス削減推進条例」にも関連しており、今後もさまざまな取り組みが続けられます。食品ロスの問題に関心を持つことが、私たちの日常生活においても具体的な行動につながることが期待されています。
ビジュアル的にも彩り豊かなメニューが揃ったこのレストランイベント。その詳細は今後、オフィシャルサイトで公開される予定です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
オフィシャルサイト:
フードロスレストラン
開催概要
- - 名称: FOOD LOSS RESTAURANT HIROSHIMA supported by 広島ガス
- - 開催日: 2023年10月1日
- - 会場: 広島市環境局中工場エコリアム
- - 主催: フードロスレストランひろしまプロジェクト
- - 協力: 広島市
- - 特別協賛: 広島ガス株式会社
- - 協賛: 株式会社フレスタ、株式会社リプロ等。