福岡で開催されたスタートアップイベント「StartupGo!Go!」では、言語の壁を超えた交流が実現した。2014年から始まったこのイベントも第11回を迎え、2024年10月9日と10日の2日間にわたり約3000人が参加した。今年の特長的な点は、AI翻訳ツールVoicePingの導入であり、参加者が自由に母国語で交流できる場を提供した。
イベントの運営を担当した一般社団法人StartupGoGoの石垣さんは、ビジネスマッチングや全体の管理を行い、VoicePingにおける翻訳作業も担った。その結果、アジア各国のスタートアップ、投資家、支援機関からの参加者が集まり、イベントは多様性あふれる交流の場となった。
「Have Fun」をテーマに掲げた今年のイベントでは、屋外ステージをメインとし、地域住民の参加も促す形で、自由で楽しい雰囲気の演出がなされた。映画上映、音楽ライブ、マルシェなど多彩なコンテンツを揃え、すべての人が楽しむことが歓迎された。
特に、VoicePingによるリアルタイム翻訳が大きな役割を果たした。QRコードを利用して参加者は自分のスマートフォンで翻訳を確認でき、これに対する評価は非常に高かった。また、参加者アンケートでは、96%もの人々が「有益だった」と評価し、新しい出会いやチャンスが生まれたことに大きな満足感を示した。
VoicePingを活用した結果、講演、ピッチ、トークセッションなどの各部分で、参加者は言語の制約なく内容を理解し、活発なコミュニケーションが行われた。その中でも特に多国籍の参加者が集うメインセッションでQRコードを使用し、自ら翻訳を手元で確認するスタイルが好評を得た。
石垣さんは「特定の専門用語も高い精度で翻訳され、正確な情報共有ができた」と述べ、VoicePingの操作の簡単さにも感謝の意を示した。AI翻訳の導入により、イベント運営の効率が上がっただけでなく、参加者同士の距離も縮まったことが大きな成果と言える。
これからの「StartupGo!Go!」の成長において、VoicePingのようなリアルタイム翻訳技術が果たす役割は大変重要だ。今後も福岡のスタートアップエコシステムを支える活動を通じて、国際的な交流がさらに進化することを期待する。
「StartupGo!Go!」は、福岡のスタートアップが持続的に成長できるよう、全国国外とのつながりを強めるための活動を続けており、地域とグローバル間の架け橋となるイベントとしての役割を果たし続けることだろう。
一般社団法人StartupGoGoの詳細やVoicePingのサービスについてはそれぞれの公式サイトを訪れることでさらなる情報を得ることができる。