Fashion Tech Lab.設立
2015-10-21 10:00:11
ファッションとITの業界をつなぐ「Fashion Tech Lab.」設立の背景と意義
2015年10月1日、ファッションとIT業界の架け橋となることを目的とした「Fashion Tech Lab.」が設立されました。この研究団体の設立は、現代のアパレル業界が直面する様々な課題に対する解決策を模索するためのものです。の理念として、"つながりでファッションを楽しくする"を掲げ、オンラインからオフライン、すなわちECサイトから実店舗へのO2O(Online to Offline)送客を支援する新しいサービスの開発と、業界全体の研究活動に取り組んでいます。
背景
ファッション業界は、インターネットの普及に伴い大きな変化を遂げています。特に、より多くの消費者がインターネットでのショッピングを楽しむようになったことで、従来の店舗展開に依存したビジネスモデルは悩ましい局面を迎えています。実際、全体のEC比率が低い生活スタイル領域の中には、ネットとリアルを融合することで解決が図れる課題が多く存在します。これを受けて、スタイラー株式会社の代表である小関翼氏は、ファッションビジネスのイノベーションを推進すべく同プロジェクトを立ち上げました。彼は大手EC企業Amazonでの事業開発経験や、日英のメガバンクでの職務を通じて得た知見を活かし、消費者生活を豊かにする新たな仕組み作りに挑んでいます。
研究会の目的
「Fashion Tech Lab.」の主な目的は、業界を越えたコラボレーションを通じて、ファッション関連のサービスや製品の開発を行うこと。そして、消費者にとって魅力的なファッション体験を提供することです。この研究会では、ファッション業界とIT業界が有機的に結びつくことで、消費者のニーズに応える様々な戦略やサービスを生み出すことを目指しています。特に、ファッションテックがもたらす新たなビジネスモデルやサービスは、今後さらに広がりを見せると予想されています。その一環として、ファッションテックの見取り図である「Fashion Tech Map」を公開し、業界の理解促進とサービスの充実を図っています。
活動内容
「Fashion Tech Lab.」は、組織横断的な活動を通じて研究や開発を進めていきます。また、毎月発表される「Fashion Tech Map」を通じて市場の動向をまとめ、最新のファッションテック関連情報を発信していく予定です。この地図は、ファッション業界でのテクノロジーの活用状況や、新たなサービスに関する見解を示すもので、多くの企業やスタートアップに利用されることを期待しています。
さらに、研究生も募集しており、若手の人材を育成しながら、新しいアイデアの創出を図っています。ファッションテックのスタートアップ・ハブの形成を短期目標とする中で、ファッション業界の底上げを図るための活動が本格化しています。
最後に
スタイラー株式会社は、"つながりでファッションを楽しくする"というビジョンのもと、今後もITによるファッションの可能性を追求してまいります。「Fashion Tech Lab.」の設立は、このビジョンを実現するための重要な一歩です。ファッションとITの未来についての研究が進むことで、消費者を中心に据えた新たな価値が生まれることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
スタイラー株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神南一丁目5番6号H1O渋谷神南903
- 電話番号
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080-9719-2552