淡路島の美の探求
2023-08-04 15:36:21
日常に隠れた美を探求する展覧会が淡路島で開催
日常に息づく美しさを見つめる「建築への手がかり展 vol.2」
淡路島を拠点に活動するヒラマツグミ一級建築士事務所が主催する「建築への手がかり展 vol.2 ー日常の事実ー」が、2023年8月25日から9月3日まで開催されます。この展覧会では、日常生活の中に潜む美とそれに対する気づきを促すことをテーマに、参加作家たちがそれぞれの視点から表現を試みます。
設計事務所ヒラマツグミは、淡路島の豊かな自然と文化に触れながら、「ここで暮らすための建築」の創造に向けて日々奮闘しています。洲本市中川原町の事務所には、工芸作家の作品や日常の生活用品が集まったギャラリー、地元の食材を活かしたカフェが併設されており、建築と暮らしの関わりを探る実験的な場として機能しています。また、「淡路島の家」や「JINO」などの地域プロジェクトを通じて、地元の素材を用いたものづくりにも取り組んでいます。
「建築への手がかり展」とは
展覧会は、2019年からスタートし、コロナ禍を挟んで第2回目の開催となりました。「建築への手がかり展」では、普段何気なく見過ごされがちな日常の現象や美しさを見つめ直すことを目指しています。展覧会の中で、建築は単なる構造物ではなく、私たちの生活の中に息づく空間や光、動き、触れ合いを通して現れることを明らかにします。
今回のテーマ『日常の事実』は、岡倉天心の「茶の本」の一節に由来しており、日常の中にうごめく不完全な美への崇敬を表しています。例え身近にあるものであっても、少しのスタンスを変えることで新たな発見があるかもしれません。展覧会では、地元淡路島の作家とヒラマツグミが共に、日常生活のあらゆる事実や美を見つけ、それに基づく表現を繰り広げます。
参加作家とは
参加作家は多様な背景を持ち、書道家や現代アート作家、美術家、木工家、ジュエリー作家たちが名を連ねています。それぞれが「日常の事実」を特定の素材や技法を用いて表現し、展示を通して新たな創造のきっかけを提供します。また、展示成果を基に新たなプロダクト開発も視野に入れています。
展示期間と場所
「建築への手がかり展 vol.2 ー日常の事実ー」は、2023年8月25日から9月3日まで開催され、毎日11:00から17:00まで観覧可能(カフェは金・土曜日のみ営業)。場所は、ヒラマツグミの事務所にて行われます。住所は、兵庫県洲本市中川原町中川原555です。
同時展示:淡路島の小屋
また、同時に「淡路島の小屋」という展示も行われます。これは、淡路島の地元の素材を使用し、地域の人々とともに小屋を提案するプロジェクトです。8月下旬には第一号が庭に誕生し、会期中に見ることができます。今後の販売を視野に入れているため、ぜひ訪れてみてください。
「建築への手がかり展 vol.2」を通じて、日常の中に隠れた美しさに気づき、新しい視点を得る貴重な体験をお楽しみください。
会社情報
- 会社名
-
ヒラマツグミ一級建築士事務所
- 住所
- 兵庫県洲本市中川原町中川原555
- 電話番号
-
0799-25-8315