関西電力発電所工事
2024-07-25 19:31:08

三菱重工、関西電力高浜発電所における炉内構造物の取替工事を受注

三菱重工、関西電力高浜発電所の炉内構造物取替工事を受注



近年、原子力発電の信頼性向上が求められる中、三菱重工業が関西電力株式会社の高浜発電所1号機及び2号機向けに、炉内構造物の製造及び取替工事を受注しました。これは、同社が手掛ける重要設備の更新工事として、世界で6、7例目となり、全て三菱重工の手によるものです。

炉内構造物とは?



炉内構造物は原子力発電所において、燃料集合体を支えるための重要な設備です。全長約10メートル、外径約4メートル、重さ約130トンのステンレス製構造物で構成されており、下部炉心構造物が燃料集合体を収容し、上部炉心構造物がそれを支える役割を果たしています。これらの構造物は、発電所の安全性と運転の安定性に直結するため、特に高い加工精度が求められます。

最新技術の導入



今回の炉内構造物は、長期的な信頼性の向上を目指し、海外で発生しているボルトの損傷を回避するための新しい設計が施されています。この取替工事は2021年に行われた美浜発電所3号機向けのプロジェクトに続くものであり、三菱重工が提供する技術力が如何に重要であるかを物語っています。

高精度な製造プロセス



炉内構造物の製造および取替においては、0.01ミリメートル単位という非常に高い加工精度が求められます。それに加えて、現場での据え付けにも卓越した施工技術が不可欠です。このため、三菱重工は長年にわたり培った総合的な技術力を発揮し、卓越したクオリティーを確保しています。

安全性の確保



原子力発電所では、安全性が何よりも重要視されています。三菱重工は、安全性向上だけでなく、安定した運転を実現するために、革新的な技術とデザインを提供し続けています。この取替工事を通じて、関西電力高浜発電所の信頼性向上に寄与することが期待されています。

結論



三菱重工業のこの新たな取り組みは、原子力発電所の安全性と信頼性の向上に向けた重要なステップです。原子力発電プラントの長期的な安定運転を支える技術的基盤が、今後ますます求められることでしょう。そのため、引き続き高い技術力と信頼性を提供し、国内外の原子力業界に貢献していきます。

関連情報


  • - 三菱重工業株式会社の詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。
  • - 同社の最新情報は、オンラインマガジン「SPECTRA」やSNS(X旧Twitter: @MHI_GroupJP)でも確認できます。


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会社情報

会社名
三菱重工業株式会社
住所
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号丸の内二重橋ビル
電話番号
03-6275-6200

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