2026年7月1日と2日の2日間、インドネシア・ジャカルタのAXA Tower – Kuningan City Grand Ballroomで、B2Bソフトウェアに特化した初の展示会「B2B Tech Asia Expo 2026」が開催されました。このイベントは、インドネシアのB2BソフトウェアやSaaSの市場を活性化することを目的に、VRIGroupによって主催されました。
展示会には、65社の企業が出展し、総来場者数は3,041人に達しました。出展企業あたりの平均的な見込み顧客との接点数は30~40社にも上り、インドネシア市場のビジネス機会を創出する一助となりました。
このイベントの特徴は、B2Bソフトウェア、AI、クラウド、業務効率化ソリューションといった分野に特化している点です。また、出展企業と来場者が効果的にビジネスマッチングできるよう、AI・オートメーション、財務・会計、人事・採用といった10の部門に分けてゾーンを配置しました。この工夫により、各来場者が自社の業務課題に最適なソリューションを見つけやすくなりました。
出展企業には、日本のソフトバンクや電通、SMBCグループ、さらにはSalesforceやAWSなどの国際的なテクノロジー企業も含まれており、インドネシアの企業とのネットワークを構築する機会を提供しました。特にSaaS企業のMekariに参加しているマネーフォワードや、Accurateを手掛けるPT Cipta Piranti Sejahteraに出資しているラクスなど、日本企業からの出資も活発になっています。
また、第一日目には、日本の食文化を体感できる「マグロの解体ショー」が行われ、多くの来場者を魅了しました。この特別企画は、展示会の賑わいをさらに高めるだけでなく、出展企業と来場者の交流のきっかけともなり、好評を博しました。
事前にインドネシア在住の日本人向けに発行される「ジャカルタ日報」では、本イベントや関連する企業について特集記事が掲載され、広範な読者に情報を提供しました。これにより、インドネシアのDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI活用についての理解が深まることが期待されました。
VRIGroupの代表である佐々木結一郎氏は、「インドネシア市場では人件費の上昇が背景にあり、企業はソフトウェアを使って業務を効率化しようとしている」と述べ、今後も海外企業の進出を支援していく意向を示しました。また、次回は2027年5月頃に開催される予定で、さらなる規模の拡大を目指しているとのことです。
この「B2B Tech Asia Expo 2026」は、インドネシアにおけるテクノロジーとビジネスの架け橋となり、アジア全体でのB2Bソフトウェア市場の発展に寄与する重要なイベントとなることでしょう。