北海道小平町、母子手帳アプリ『ここまる』を導入
北海道の小平町が、母子手帳アプリ『母子モ』を「ここまる」として本格的に導入しました。提供は2023年12月16日から行われ、町の子育て支援策の一環として位置づけられています。この取り組みは、安心して出産や育児が行える環境を再構築する目的で始まっており、小平町の理念「充実した子育て支援によって、地域を担う人材を育てることができるまち」を実現するための重要なステップです。
脱紙文化、デジタル化の流れ
『母子モ』は、670以上の自治体で導入されている、デジタル母子健康手帳アプリです。このアプリにより、従来の紙の手帳からデジタルデータへの移行が可能となり、子育てがさらに便利に。データはクラウドに保存されているため、紛失の心配がなく、他の町への転居時や機種変更の際も生データを引き継げるのです。アプリでは、予防接種のスケジュール管理や健診結果の記録、地域の情報配信などが行えます。
地域の愛が込められたサービス
小平町では、不妊治療の助成をはじめ、子育て家庭に対するさまざまな支援を行っています。例えば、「小平町子育て世帯ごみ廃棄支援」では、指定のゴミ袋を提供し、子育てに伴う廃棄物の負担を軽減。また、「高校生通学定期助成事業」では、生活路線バスの通学費用を一部助成するなど、地域全体で子育て家庭を支援しています。
この町には「子育て世代包括支援センター」が役場に設立されており、専門家が妊娠から育児にかけて様々な相談を受け付けています。医療機関や学校との連携によるサポートも行い、安心感のある育児環境の提供を目指しています。『ここまる』はこうした町の取り組みを、さらに便利に活用できる道具として選ばれたのです。
機能満載の『ここまる』
『ここまる』のアプリは、育児日記機能「できたよ記念日」を用意しており、子どもが成長する過程を写真やメッセージで記録できます。さらに、自治体からの情報配信や、妊娠や育児に関するアドバイスも提供。急な社会的変化に Bezugされた注意情報や保健師からのアドバイスがテキストや動画で届けられるため、非常時でも安心して育児が行えます。
次世代の育児を支える『ここまる』の機能には、以下のものがあります:
- - 妊娠中の健康状態や体重の管理
- - 予防接種のスケジュール管理
- - 地元の医療機関の情報提供
サポート体制と今後の展望
『ここまる』を通じて、妊産婦や子どもの健康データが簡単に管理できるようになり、育児に必要な情報を手元に集約できます。当社は2030年までに、情報を必要とする方々に確実に届けることを主要なビジョンとして掲げ、子育てに関連する事業のデジタル化を進めています。『子育てDX』というサービスを通じて、保護者の不安や負担を軽減し、より安心・簡便な育児社会の実現を目指しています。
このように、小平町は地域に根ざした子育て支援を行いながら、デジタル化の流れを活用して未来ともに歩んでいます。さらに安心して子育てができる未来を、地域の皆さんと一緒に築いていきたいという願いが込められた取り組みです。アプリは、App StoreやGoogle Playからダウンロード可能で、全てのサービスが無料で提供されます。ぜひ、地域の子育て情報を活用して、より豊かな育児ライフを楽しんでください。